ソムリエ二次試験、品種と生産国の組み合わせ(赤)
ソムリエ、ワインエキスパート二次試験で出題される赤ワインのブドウ品種と生産国の組み合わせは、かなり絞り込む事が可能です。前述の基本品種について考えられる生産国をまとめてみました。
過去20年間の出題実績を基に、私の考えを加味しています。
1. カベルネ・ソーヴィニョン
昔はフランス、ボルドー産のワインが多く出題されていましたが、近年のワインのグローバル化と、ボルドー産ワインの値上がりのため、出題が減っています。また、ボルドーの赤ワインの安価なものは、メルロのブレンド比率が高くなり、出題しにくくなりました。
出題の1/3がフランス、1/3がチリ、残り1/3がチリ以外の新世界(米国かオーストラリア)と考えてください。この3者はそれぞれ個性があります。しっかり違いを見極められるようになりましょう。
ただし、米国とオーストラリアの違いを見分けることは困難です。ソムリエ、ワインエキスパート二次試験ではそこまでのレベルに到達する必要はありません。見分けられなくても十分合格できます。
2. シラー(シラーズ)
シラー(シラーズ)が最も出題されやすいのはオーストラリアです。
出題の半分がオーストラリアのシラーズ、残り半分がフランスのシラーと考えてください。この両者はそれぞれ個性があります。しっかり違いを見極められるようになりましょう。
シラー(シラーズ)については、上記2カ国以外からの出題はおそらくないと思います。
3. ピノ・ノワール
ピノ・ノワールが最も出題されやすいのはフランスです。
出題の1/2がフランス、残り1/2が新世界(米国かオーストラリア)と考えてください。この両者はそれぞれ個性があります。しっかり違いを見極められるようになりましょう。
ただし、米国とオーストラリアの違いを見分けることは困難です。ソムリエ、ワインエキスパート二次試験ではそこまでのレベルに到達する必要はありません。見分けられなくても十分合格できます。