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ソムリエ、ワインエキスパート資格試験のおすすめの本と参考書

ここでは、ワイン受験.comがおすすめする、ソムリエ、ワインエキスパート資格試験対策用の本、参考書を紹介します。

ワインとグルメの資格と教室 2018

イカロス出版

もう20年くらい前から、毎年改訂されながら出版されている定番のムック本です。ソムリエ、ワインエキスパート試験を受ける人は、最初に必ずこの本を買いましょう。

この本には、この試験はどのような試験なのか、合格するためにはどう勉強すれば良いのか、などがわかりやすく解説されています。また、合格者のインタビューやワインスクールの紹介なども掲載されています。

つまりこの本は、教科書や参考書ではなくガイドブックです。この本だけでは勉強はできませんが、情報を集めるためには非常に有用な本です。

なお、この本の巻末には、過去5年分の過去問が、正解と解説付きで収録されています。以前は、過去問はソムリエ協会の教本に全て掲載されていましたが、2013年から掲載されなくなりました。したがって過去問を手に入れるためにも、この本を買う価値があります。

受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 2018年度版

杉山明日香著

この本は、2018年1月現在、ソムリエ、ワインエキスパート試験対策の教科書として最もおすすめできます。同様な本は他にも出ていますが、私が精査した感じでは、ここ数年一番きちんと改訂され、非常に良くまとめられていて信頼性の高い本だと思います。

ソムリエ協会の教本を丸暗記すれば、ほぼ100点で合格することができるのですが、教本はA4版600ページ以上もあるので実際問題不可能です。この本はそうではなく、90点くらいで合格する事を目標にしています。したがって重要なポイントだけにしぼって解説しています。

私のおすすめ勉強法は、とりありずこの本だけをひたすらやる事です。そして最後の最後、7月くらいになってからソムリエ協会の教本を補助的に使い、足りない知識を補う事。そうやって本がボロボロになるまで使い込むことをおすすめします。

なお、他の本は毎年2月に改訂版が出版されるのに対し、この本は毎年4月に改訂版が出版されます。どうしてかというと、ソムリエ協会の教本が毎年3月に改訂されるからです。

つまり他の本は2018年版であっても、実際は2017年の教本をベースに作られているのですよ。しかしこの本の2018年版は、本当に2018年の教本をベースにして作られます。ここ数年ワインの世界は変化が早く、毎年教本が大きく改訂されていますので、そういう観点からもおすすめできます。

2018年版は4月26日に無事発売されました!

地図で識る世界のワイン ソムリエ・ワインエキスパート試験対応

西村淳一作、レコール・デュ・ヴァン監修、講談社

産地を覚えるときは、地図帳が大変役に立ちます。2017年8月、大変良い地図帳が出ました。ワインスクールのレコール・デュ・ヴァンが監修していて、ソムリエ・ワインエキスパート試験に完全対応しています。

この地図帳は、デザイナーが描いた美しいカラー地図と、モノクロの白地図がセットになっています。カラー地図は教本と並べて読みましょう。

白地図は拡大コピーして、自分でガンガン書き込みましょう。それをお部屋やトイレに貼ってください。

ワイン受験ゴロ合わせ暗記法 2018

矢野恒著、成隆出版

私の元同僚の矢野先生が執筆された、ソムリエ、ワインエキスパート試験のための語呂合わせの本です。シャトーの格付けやAOCなどを語呂合わせで暗記するための本で、楽しい語呂合わせがたくさん載っています。

一つご紹介しましょう。

「ボルドーの次郎、ドルでガロを買収しろ!」

これは、ボルドー地方を流れる4つの川を、北から南へ時計回りに暗記するゴロ合わせです。

  • 次郎 = ジロンド川
  • ドル = ドルドーニュ川
  • ガロ = ガロンヌ川
  • しろ! = シロン川

と覚えてください。くだらないようですが、これはかなり効果的な覚え方です。なかなか忘れません。

ワイン基礎用語集 新版

遠藤誠監修、柴田書店

例えば「セパージュ」という用語、こういうのがワイン名かブドウ品種か醸造用語かわからなくて困ったことはありませんか?

この本は、そういった知りたい用語がすぐ引けるソムリエ資格試験対策に必携の一冊です。ソムリエ資格試験に出てくる用語をテーマ別で掲載し、50音順、アルファベット順の索引を使ってどんな方向からでも、知りたい用語がすぐ引けます。 また、テイスティングのコメント用語や主要なワイン産地、ブドウ品種一覧など使える情報をたっぷりと掲載しています。

この本は私の同僚の遠藤先生が中心となり、都内有名ワインスクールの講師約10名で共同執筆しました。ワインスクールのオールスターのような執筆陣です。私もフランスの章を担当しています。

2017年10月に改訂新版が出ました!

改訂新版 ワインの過去問400

斉藤研一著、美術出版社

ソムリエ、ワインエキスパート試験では、同じような問題が繰り返し出題される傾向があります。したがって過去問をやっておくことはとても大切です。でも、全ての過去問が繰り返し出題されるわけではありません。

この本は過去問の中から、繰り返し出題されている重要なものを400問選び、解答と解説が掲載されています。内容は私も精査しましたが、問題の選び方がとても良いと思います。この本の問題がだいたい正答できるようになったら、十分に合格ラインに達していると考えて良いでしょう。

ワイン テイスティング

佐藤陽一著、株式会社ミュゼ

二次試験対策のために、テイスティングの参考書を1〜2冊買っておくと良いと思います。いろいろな書籍が出版されていますが、ソムリエ資格試験のテイスティングは少しクセがあり、洋書の翻訳や、日本の書籍でもWSETなど他の資格試験のことを念頭に置いた本だと、考え方に少しずれが出てきます。

この本は、全日本最優秀ソムリエの佐藤陽一さんによる、ワインティスティングを体得するための本です。ソムリエ協会の考えるテイスティングに、とても近い考え方で解説がなされていますので、おすすめできます。

また、この本の巻末には、主要品種の見分け方がわかりやすくまとめられています。特に独学の方は、この本を繰り返し読み、頭に入れると良いでしょう。

ワインテイスティングの基礎知識

久保將監修、新星出版社

2014年の暮れ、素晴らしい本が出ました! ワインテイスティングにおける外観の見方、香りの表現方法、味わいのとらえ方について、ものすごく初歩的なところからやさしく解説されています。しかもソムリエ協会の考えるテイスティングに完全に沿った教え方です。現在初心者だが独学でソムリエ資格取得を目指している方は必ず買うべき1冊でしょう。

また、この本には別冊付録で「ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート呼称資格認定試験・二次攻略テクニック」が付属しています。これは二次試験の解答テクニックをコンパクトにまとめた資料で、二次試験に持って行きたくなるくらいよくまとまっています。本から取り外せる小冊子なので、常時携帯しましょう。

ソムリエ、ワインエキスパート資格試験の問題集

残念ながら書籍でおすすめできる問題集はありません。それが私がこのサイトを制作した大きな動機です。書店に行くと何冊か見かけますので毎年内容は精査していますが、下記の理由でおすすめできません。

内容が古すぎる

2018年版などと銘打ち毎年改訂を装っていますが、内容は10年以上前からさして変わらず、近年の出題傾向からピントがずれています。残念ながら書籍の問題集はどうしてもこの傾向が目立つように思います。

ソムリエ、ワインエキスパート試験に特化していない

日本ソムリエ協会認定ソムリエ、ワインエキスパート「以外」の試験にも対応と銘打たれている本は、どうしても無駄が多くなり、この試験では絶対に出ないような事まで覚える事になります。余計な事を覚えても実力はつきますが、この試験のことだけ考えた本の方が、効率良く勉強できます。

問題が少なすぎる

これは紙の問題集では仕方ありませんが、どの本も掲載している問題の数が少なすぎます。一度解けばなんとなく解答の番号を覚えてしまってもう終わりです。パターンの異なる問題を繰り返し解き、解きながら覚えて行く練習ドリル的な使い方ができません。半分くらいのページ数を割いて過去問を載せている本もありますが、過去問はいろいろな本に全部出ていますので買っても無駄だと思います。

問題集はぜひワイン受験.comを活用してください。このサイトの問題集には上記の欠点はありません。