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ソムリエ、ワインエキスパート資格試験のおすすめの本と参考書

ここでは、ワイン受験.comがおすすめする、ソムリエ、ワインエキスパート資格試験対策用の教科書、参考書を紹介します。

ワインとグルメの資格と教室 2020

イカロス出版

(2021年版は4月1日現在まだ発売されていません)

もう20年くらい前から、毎年改訂されながら出版されている定番のムック本です。ソムリエ、ワインエキスパート試験を受ける人は、最初に必ずこの本を買いましょう。

この本には、この試験はどのような試験なのか、合格するためにはどう勉強すれば良いのか、などがわかりやすく解説されています。また、合格者のインタビューやワインスクールの紹介なども掲載されています。

つまりこの本は、教科書や参考書ではなくガイドブックです。この本だけでは勉強はできませんが、情報を集めるためには非常に有用な本です。

なお、この本の巻末には、2013〜2017年まで5年分の過去問が、正解と解説付きで収録されています。この過去問を手に入れるためにも、この本を買う価値があります。2018年からはCBT試験のため、過去問は非公表となりました。

日本ソムリエ協会 教本 2021年版

(一社)日本ソムリエ協会刊

(2021年版は3月1日に発売されました)

日本ソムリエ協会が出版しているソムリエ、ワインエキスパート試験のための正式な教本です。全ての問題はこの本から出題されますので必ず必要な本です。

この教本はどなたでも購入できます。毎年改訂されていて3月にその年の版が出ますが、早めに勉強を始めたい方は前年の版を購入しましょう。700ページ以上あり大変充実した内容です。参考書は暗記のための本ですが、教本は読んで楽しい本です。山崎も毎年購入して楽しく読み込んでいます。

なお、この教本は書店では買えません。日本ソムリエ協会の販売サイト から購入してください。また、試験の申し込みをした人にはその年の教本が送られてきます。つまり、受験者はその年の教本を買う必要はありません。

受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 2021年度版

杉山明日香著

(2021年版は4月26日に発売されました)

教本以外に何か参考書を購入するのであれば、これをおすすめします。最もきちんと改訂され、非常に良くまとめられていて信頼性の高い本だと思います。

他の参考書は毎年2月にその年の改訂版が出版されるのに対し、この本は毎年4月末に改訂版が出版されます。どうしてかというと、日本ソムリエ協会の教本が毎年3月1日に改訂されるからです。

つまり他の本は2021年版とか書かれていても、実際には2020年の教本をベースに作られています。しかしこの本の2021年版は、本当に2021年の教本をベースにして作られます。ここ数年ワインの世界は変化が早く、毎年教本が大きく改訂されていますので、そういう観点からもおすすめできます。

ただし近年の試験問題は、参考書で要領良く覚えた人には解けないような問題が多数出題されるようになりました。教本を読み込む必要がありますので、参考書をメインに勉強することはおすすめできません。メインは教本です。

地図で識る世界のワイン ソムリエ・ワインエキスパート試験対応

西村淳一作、レコール・デュ・ヴァン監修、講談社

産地を覚えるときは、地図帳が大変役に立ちます。2017年8月、大変良い地図帳が出ました。ワインスクールのレコール・デュ・ヴァンが監修していて、ソムリエ・ワインエキスパート試験に完全対応しています。

この地図帳は、デザイナーが描いた美しいカラー地図と、モノクロの白地図がセットになっています。カラー地図は教本と並べて読みましょう。

白地図は拡大コピーして、自分でガンガン書き込みましょう。それをお部屋やトイレに貼ってください。

ワイン受験ゴロ合わせ暗記法 2020

矢野恒著、成隆出版

(2020年版は4月6日に発売されました)

私の元同僚の矢野先生が執筆された、ソムリエ、ワインエキスパート試験のための語呂合わせの本です。シャトーの格付けやAOCなどを語呂合わせで暗記するための本で、楽しい語呂合わせがたくさん載っています。

一つご紹介しましょう。

「ボルドーの次郎、ドルでガロを買収しろ!」

これは、ボルドー地方を流れる4つの川を、北から南へ時計回りに暗記するゴロ合わせです。

  • 次郎 = ジロンド川
  • ドル = ドルドーニュ川
  • ガロ = ガロンヌ川
  • しろ! = シロン川

と覚えてください。くだらないようですが、これはかなり効果的な覚え方です。なかなか忘れません。

ワイン基礎用語集 新版

遠藤誠監修、柴田書店

例えば「セパージュ」という用語、こういうのがワイン名かブドウ品種か醸造用語かわからなくて困ったことはありませんか?

この本は、そういった知りたい用語がすぐ引けるソムリエ資格試験対策に必携の一冊です。ソムリエ資格試験に出てくる用語をテーマ別で掲載し、50音順、アルファベット順の索引を使ってどんな方向からでも、知りたい用語がすぐ引けます。 また、テイスティングのコメント用語や主要なワイン産地、ブドウ品種一覧など使える情報をたっぷりと掲載しています。

この本は私の同僚の遠藤先生が中心となり、都内有名ワインスクールの講師約10名で共同執筆しました。ワインスクールのオールスターのような執筆陣です。山崎もフランスの章を担当しています。

2017年10月に改訂新版が出ました

出題傾向まるわかり ワインの試験問題集 2020/21

斉藤研一著、美術出版社

(2020年版は3月5日に発売されました)

ソムリエ、ワインエキスパート試験では、同じような問題が繰り返し出題される傾向があります。したがって過去問をやっておくことはとても大切です。でも、全ての過去問が繰り返し出題されるわけではありません。

この本は過去問の中から、繰り返し出題されている重要なものを選び、解答と解説が掲載されています。内容は私も精査しましたが、問題の選び方がとても良いと思います。この本の問題がだいたい正答できるようになったら、十分に合格ラインに達していると考えて良いでしょう。

ワイン テイスティング

佐藤陽一著、株式会社ミュゼ

二次試験対策のために、テイスティングの参考書を1〜2冊買っておくと良いと思います。いろいろな書籍が出版されていますが、ソムリエ試験のテイスティングを解説した本は少なく、情報があまりありません。洋書の翻訳や、日本の書籍でもWSETなど他の資格試験のことを念頭に置いた本だと、考え方に少しずれが出てきます。

この本は、全日本最優秀ソムリエの佐藤陽一さんによる、ワインティスティングを体得するための本です。ソムリエ協会の考えるテイスティングに、とても近い考え方で解説がなされていますので、おすすめできます。

また、この本の巻末には、主要品種の見分け方がわかりやすくまとめられています。特に独学の方は、この本を繰り返し読み、頭に入れると良いでしょう。

ワインテイスティングの基礎知識

久保將監修、新星出版社

2014年の暮れ、素晴らしい本が出ました! ワインテイスティングにおける外観の見方、香りの表現方法、味わいのとらえ方について、ものすごく初歩的なところからやさしく解説されています。しかもソムリエ協会の考えるテイスティングに完全に沿った教え方です。現在初心者だが独学でソムリエ資格取得を目指している方は必ず買うべき1冊でしょう。

また、この本には別冊付録で「ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート呼称資格認定試験・二次攻略テクニック」が付属しています。これは二次試験の解答テクニックをコンパクトにまとめた資料で、二次試験に持って行きたくなるくらいよくまとまっています。本から取り外せる小冊子なので、常時携帯しましょう。

ソムリエ、ワインエキスパート資格試験の問題集

残念ながら書籍でおすすめできる問題集はありません。それが私がこのサイトを制作した大きな動機です。書店に行くと何冊か見かけますので毎年内容は精査していますが、下記の理由でおすすめできません。

問題が少なすぎる

紙の問題集では仕方ありませんが、どの本も掲載している問題の数が少なすぎます。1,000問や2,000問では、一度解けばなんとなく解答の番号を覚えてしまってもう終わりです。

紙の問題集では、パターンの異なる問題を繰り返し解き、解きながら覚えて行く問題演習ができません。

内容が古すぎる

2021年版などと銘打ち毎年改訂を装っていますが、内容は何年も前からさして変わらず、近年の出題傾向からピントがずれている本があります。残念ながら書籍の問題集はどうしてもこの傾向が目立つように思います。

ソムリエ、ワインエキスパート試験に特化していない

日本ソムリエ協会認定ソムリエ、ワインエキスパート「以外」の試験にも対応と銘打たれている本は、どうしても無駄が多くなり、この試験では絶対に出ないような事まで覚える事になります。余計な事を覚えても実力はつきますが、この試験のことだけ考えた問題集の方が、効率良く勉強できます。

問題集はぜひワイン受験.comを活用してください。このサイトの問題集には上記の欠点はありません。