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コメントの書き方 7. 細かい事にこだわらない

ソムリエ、ワインエキスパート二次試験のためのテイスティング・コメントを練習していると、例えばこのワインの酸味は「強い」が正解なのか、あるいは「やや強い」が正解なのか、細かいところで悩むことがあるかもしれません。

あるいは、自分でははっきりと「メントールの香り」を感じたので回答したが、それは正解には入っていなかった。あるいはその逆に自分では全く感じ取れなかった香りが正解に入っていて悩むこともあるかもしれません。

もちろん、あなたが「甘口」と回答したワインの正解が「完全な辛口」であれば、それは両極端な違いなので、あなたの物差しを修正したほうが良いと思います。しかし、そうでは無く、ごくわずかな違いであれば、それは致し方ありません。細かい事にこだわらないようにしましょう。

テイスティング・コメントには必ず個人差がある

例えば、高名なソムリエA氏と、同じく高名なソムリエB氏が、ある同じワインに対して二次試験のテイスティング・コメントの模範解答を作成したとします。両者は大筋では一致しますが、細かい点では必ずブレてきます。

人間が香り、味わいなどを感じる感度は一人一人異なっているのです。ある人が「とても酸味が強い」と判断したワインを、別の人が「さほどでもない」と判断することは当たり前です。また、ある人がはっきりと感じた「メントールの香り」を別の人が全く感じられないことは、プロの間でもよくあることです。

つまり、あなたがいくら練習を積んでも、あなたのテイスティング・コメントが試験の正解にピタリ100%一致するようにはなりません。練習をする時はこの事実を受け入れ、ある程度のズレは仕方ないと考えてください。80%くらい一致すれば十分だと考えましょう。

また、出題者もこのことは知っているため、例えば前述のようなケースでは、「強い」も「やや強い」も両方正解となることが多くあります。深く悩んでも点数はあまり変わりません。そのための時間と労力は、別のことに使った方が得策です。