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香りのコメントの仕方 2-4. 特徴(赤・試験テクニック)

さて、実際の試験ではどのように回答すれば良いのでしょうか? 香りを具体的にコメントするところは、テイスティング・コメントの中で一番難しいところです。ご自身で感じた香りを選択するのが基本ですが、ソムリエ、ワインエキスパート二次試験では時間が限られているため、じっくりワインと向かい合って香りを拾い上げる時間はありません。

自信のない方は、下記の指針に基づいて選ぶことをおすすめします。ワインによって選択できる個数は変わります。選択できる個数によって臨機応変に対処してください。

1. 果実・ナッツ

まず最初に果実の香りを選択しましょう。通常2〜3個の回答が求められるようです。良く分からない場合、迷った場合は下記の指針に基づいて選ぶことをおすすめします。

この項目から2つ選択できる場合
「ブルーベリー」と「ブラックベリー」を選択しましょう。赤ワイン全般に一番多く感じられ、熟度が低いワインにも高いワインにも適合することが多い定番の表現です。
この項目から3つ選択できる場合
上記に追加して「ラズベリー」か「カシス」のどちらかを選択しましょう。熟度が低いと感じられたらラズベリー、高いと感じられたらカシスを追加します。

2. 花、植物

次に花、植物の香りを選択しましょう。通常2〜3個の回答が求められるようです。良く分からない場合、迷った場合は下記の指針に基づいて選ぶことをおすすめします。

この項目から1つ選択できる場合
軽めの赤ワインの場合は「スミレ」、重めの赤ワインの場合は「ボタン」を選択しましょう。どちらも甘い香りで、赤ワインの花の香りを表現する時の定番の用語です。どちらかというとスミレの方が上品で、ボタンは濃厚な香りです。
この項目から2つ選択できる場合
「スミレ」と「ボタン」の両方を選択しましょう。
この項目から3つ選択できる場合
上記2つの花の香りに加えて、若いワインだと思ったら「バラ」を選択しましょう。熟成したワインだと思ったら「紅茶」を選択しましょう。

個数はワインにより異なりますが、2015年の場合、果実・ナッツ・花・植物を合わせて2〜4個の選択でした。したがってこれくらいで回答数は一杯になると思いますので、これ以外の香りは通常は選ぶ必要はありません。

1. 果実、ナッツと、2. 花、植物が、同じグループにまとめられている場合には、例えば合計で5つ選択なら、果実、ナッツから3つ、花、植物から2つのように、バランス良く選ぶことをおすすめします。

3. 香辛料・芳香・化学物質

次に香辛料・芳香・化学物質の香りを選択しましょう。通常2〜3個の回答が求められるようです。ご自身で感じた香りを選択するのが基本ですが、よく分からない場合、迷った場合は下記の指針に基づいて選ぶことをおすすめします。

ここは例えば合計で3つの選択であれば、香辛料・芳香から2つ、化学物質から1つというようにバランス良く選択してください。

軽めのワイン(ピノ・ノワール、ガメ、カベルネ・フランなど)

この項目から1つ選択できる場合
「甘草」を選択しましょう。
この項目から2つ選択できる場合
上記に追加して「血液」を選択しましょう。
この項目から3つ選択できる場合
上記に追加して「シナモン」を選択しましょう。

重めのワイン(カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、シラーなど)

この項目から1つ選択できる場合
「丁子」を選択しましょう。
この項目から2つ選択できる場合
上記に追加して「血液」を選択しましょう。
この項目から3つ選択できる場合
上記に追加して「燻製」を選択しましょう。

化学物質

化学物質については「樹脂」を選択しましょう。ほとんどの赤ワインで正解となる定番の表現です。また、赤ワインについては、これ以外の化学物質は選ばない方が良いと思います。

樽香

もしもまだ回答数が余っていた場合、新樽熟成の甘く香ばしい香りが感じられたら、「カカオパウダー」を追加してください。

個数はワインにより異なりますが、2015年の場合、香辛料・芳香・化学物質を合わせて2〜4個の選択でした。したがってこれくらいで回答数は一杯になると思いますので、これ以外の香りは通常は選ぶ必要はありません。