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味わいのコメントの仕方 6. バランス

ここは、ソムリエ、ワインエキスパート二次試験のコメントの中で最も分かりにくい項目です。白ワインの場合は甘味と酸味のバランスを、赤ワインの場合は甘味、酸味、渋味のバランスを、複数の用語を組み合わせて表現します。

日本ソムリエ教会教本「テイスティング」の章に記載されている「白ワインの官能表現チャート(円形)」と「赤ワインの官能表現チャート(三角形)」をごらんください。このチャートをまとめると下記のようになります。チャートの甘味という軸は「果実風味の濃さ」と思ってください。残糖分ではありません。

白ワイン

白ワインは、果実風味と酸味のバランスによって表現が変化します。円形のチャートの斜めの軸を中心にごらんください。教本にはたくさんの用語が出ていますが、試験に出るのはその中の一部です。

果実風味酸味バランス(二次試験で使われる用語)
強い強い豊潤な、厚みのある、力強い
強い弱いまろやかなスムースな、ねっとりとした
弱い弱いフラットな、コンパクトな
弱い強いスリムな溌剌としたドライな
中間中間バランスが良い

赤ワイン

赤ワインは、果実風味、酸味、渋味のバランスによって表現が変化します。三角形のチャートの斜めの軸を中心にごらんください。教本にはたくさんの用語が出ていますが、試験に出るのはその中の一部です。

果実風味酸味渋味バランス(二次試験で使われる用語)
強い弱い強い豊満な肉厚な力強い
強い強い弱い流れるような
弱い強い強いスマートな、骨格のしっかりした、固い、痩せた、渇いた
中間中間中間バランスが良い

赤字は正解率の高い用語です。なるべくここから選ぶことをおすすめします。

試験テクニック

通常ここは2つ選びます。本番の試験では時間が限られているため、上記のチャートや表を思い出し、じっくり考えている時間はありません。下記の指針を参考にして素早く回答することをおすすめします。

白ワイン

  • シャルドネ
    1. ドライ
    2. まろやか
  • リースリング(辛口)
    1. ドライ
    2. スムース
  • リースリング(甘口)
    1. 溌剌
    2. スムース
  • ソーヴィニョン・ブラン
    1. ドライ
    2. 溌剌
  • 甲州、ミュスカデ
    1. ドライ
    2. スリム

赤ワイン

  • カベルネ・ソーヴィニョン(フランス)またはシラー(フランス)
    1. 力強い
    2. 骨格のしっかりした
  • カベルネ・ソーヴィニョン(新世界)またはシラーズ(オーストラリア)
    1. 肉厚な
    2. 豊満な
  • ピノ・ノワール(産地問わず)
    1. 流れるような
    2. バランスのよい

ソムリエ、ワインエキスパートの二次試験を受けるレベルの方なら、これで回答の方針は分かると思います。これら以外の品種だと思ったときは、一番近いものを当てはめてください。