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味わいのコメントの仕方 4. バランス

ここは分かりにくい項目です。簡単に解説すると、白ワインの場合は甘味と酸味のバランスを、赤ワインの場合は甘味、酸味、渋味のバランスを、独特の用語で表現します。

日本ソムリエ教会教本「テイスティング」の章に記載されている「白ワインの官能表現チャート」と「赤ワインの官能表現チャート」(2017年版ではP.550)をごらんください。

このチャートは分かりにくいと思いますが、まとめると下記のようになります。まず、チャートの甘味という軸は「果実風味の濃さ」と思ってください。残糖分ではありません。そして、果実風味、酸味、渋味(赤ワインのみ)の強弱の関係によって表現が変化する、と考えましょう。

白ワイン

度合い果実風味酸味バランス(二次試験で使われる用語)
1強い強い豊潤な、厚みのある、力強い
2強い弱いまろやかなスムーズな、ねっとりとした
3弱い弱いフラットな、コンパクトな、スリムな
4弱い強い溌剌としたドライな
5中間中間バランスが良い

赤ワイン

度合い果実風味酸味渋味バランス(二次試験で使われる用語)
1強い弱い強い豊潤な(豊満な)、肉厚な力強い
2強い強い弱いまろやかな、流れるような、心地よい
3弱い強い強いスマートな、骨格のしっかりした、固い
4中間中間中間バランスが良い

「バランス」の列の太字は正解率の高い用語です。なるべくこれを選びましょう。

試験テクニック

本番の試験では時間が限られているため、上記のチャートや表を思い出し、じっくり考えている時間はありません。下記の指針を参考にして素早く回答することをおすすめします。

白ワイン

どちらかというと軽めでさっぱりしたワインなら果実風味は弱い、酸味は強い、と判断できます。その場合は度合い4から「ドライな」を選択しましょう。もう一つ選択できるようなら「溌剌とした」を選択しましょう。

どちらかというと重めでこってりしたワインなら果実風味は強い、酸味は中くらい〜弱い、と判断できます。その場合は度合い2から「まろやかな」を選択しましょう。もう一つ選択できるようなら「スムーズな」を選択しましょう。

アルコールのボリュームが強いワインの場合は、「スムーズな」の代わりに「厚みのある」を選択しましょう。

赤ワイン

どちらかというと渋味が中心の固めのワインなら、渋味が強い度合いを見ます。度合い1と3です。その場合は度合い1から「力強い」を選択しましょう。もう一つ選択できるようなら度合い3から「骨格のしっかりした」を選択しましょう。

どちらかというと果実風味中心の柔らかめのワインなら、果実風味が強い度合いを見ます。度合い1と2です。その場合は度合い1から「肉厚な」を選択します。もう一つ選択できるようなら度合い2から「流れるような」を選択しましょう。

つまり、強い味わいの要素を見極めて、それに応じて複数の度合いから分散して選択すると点が取れる確率が高くなります。