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受講生の声・渡邉幸生さん

第7章 二次対策・先生おススメの講座を受ける

「山崎和夫ワインスクール」には二次試験講座は無いので、どうするかが問題でした。先述したように「懇親会」にて品種の特性などは学びましたが、試験合格のための具体的なテクニックについてはやや不安がありました。

そこで他スクールの二次試験講座へ行くことを決心しましたが、その際に山崎先生からおススメの先生を何人か教えていただいたので、その中から日程に合わせ、各スクールの先生を目当てに講座を申し込みました。

各々、先生方の教え方は明快で、試験当日までに相当な自信をもつことができました。普段ワインを楽しむテイスティングと、試験で合格点を取るテイスティングは実際異なりますので、こうした二次試験用の講座を活用するのはかなり有効だと思います。

二次試験の重要ポイント

テクニック以外の部分で、私なりに考える二次試験のポイントは三つです。

1. 二次試験の合格率は高い、焦る必要はない

一つは、マインドの問題です。2018年のワインエキスパート二次試験合格率は約67%、前年の78%に比べてかなり難化しました。ただ、それでも67%です。つまり3人に2人は受かる試験ということです。

一般的な資格試験に比べればはるかにやさしい試験ですからことさら焦る必要はありません。二次試験対策にしっかり向き合えば、それだけで受かる可能性はグッと高くなるはずです。

2. 自分が分からない品種は、周りの人も分からない

二つめもマインドに関する点ですが、「難しいのはみんな一緒」ということです。テイスティングの練習で答えを当てられないと「ダメだなぁ...」とか、「自分だけできていないのでは...」と不安になります。

そんな状態でいると、試験会場でも周りの人がみんな上級者に見え、場の雰囲気にのまれてしまいがちです。ですが、意外と周りの人も自分同様に自信がないものです。特に品種をピッタリ当てることはプロでも至難の業のようです。

誰もが不安なのであって、逆に自信満々でテイスティングに臨める人はごく少数でしょう。だからこそ根拠はなくとも落ち着いて自信を持って試験に臨むだけで、かなりのアドヴァンテージが生まれるはずです。

3. 時間配分に注意、見直す時間を取る

三つめは、マークミスについてです。二次試験はマークシート方式ですが、このマークシートのフォーマットがやたら見づらく間違いを誘発しやすい作りになっています。また問題ごとに選択肢を選ぶ個数が指定されているのですが、この個数が年によって変わります。

例えば「バランス」の項目については、以前までは選択肢を選ぶ個数は2つでしたが、今年は1つに変わっていました。私はその「バランス」については常に2つ選ぶ練習をしてきたので、本番でも同じ勢いで2つ選びそうになりました。

その他にも指定された選択肢の数を間違えてマークした問題がいくつかありましたが、私は「ラスト5分を見直しにあてる」と決めていたので何とか終了直前に全て修正でき、難を逃れることができました。

回答数を間違えるとその問題自体0点とみなされる可能性もあるので注意が必要です。本番の試験では残り5~10分はなるべく見直しの時間にあてることを個人的にはお勧めします。