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受講生の声・渡邉幸生さん

第5章 試験期間開始・情報戦

山崎和夫ワインスクールとワイン受験.comの問題集を活用しながら試験期間開始の7/20を迎えると、先に受けた人たちから出題に関する情報が日々入ってくるようになりました。

共通していたのは「とにかく難しい!」「ソムリエ教本からかなり細かい問題が出題されている!」ということでした。とはいえ、いまさらあの分厚いソムリエ教本の細かい部分まで読もうとしたところで時間も足りず、とりあえず今までやってきた内容で勝負するしかありませんでした。

1回目の受験で危機感を抱く

そして迎えた1回目受験の8月15日。試験後の手応えはかなり悪く、危機感を抱いたことを覚えています。これまで勉強してきた部分は解けたのですが、いわゆる新傾向の細かい問題は手も足も出ないといった感じで、自分の感覚では5~6割の出来だったかと思います。

2回目までの2週間で対策する

このままではマズイと思い、2回目の受験日までの残り2週間を新傾向の対策にあてることにし、そのために大手スクールの模擬試験を活用することにしました。なぜなら今年の大手スクールの模試は実際に各先生方が受験したうえで、最新の傾向に合わせて作り直したと聞いたからです。

私は某スクールの3回分の模試を5周回して徹底的に解きつぶすことにしました。模試は点数に一喜一憂するのではなく、いかにそこから知識を吸収するかに焦点をあてました。

情報戦となってくる

また試験期間後半になると、1回目受験からの出題情報がかなり揃ってきていたので、仲間同士で情報シェア会を開いたり、グループLINEを作って各自が知り得た情報や問題を随時共有したりしました。

私が仲間たちの情報から得た問題は約800問くらいだったと思います。こうした情報収集や共有は、先述したように大手スクールでは組織的に行っていたようで、その点で「山崎和夫ワインスクール」のような規模では劣るスクールは一見不利のように思われました。

情報に溺れる人も

しかし、大手スクールに通った友人によると、「共有された問題が2500問ほどあったのだけど、直前期に2500問をやろうにも1度回すのが精いっぱいで、1度解いただけでは知識が定着しなかった...」とのことでした。実際に試験本番では、その2500問の中から多数出たそうですが、「あぁ...、この答え何だっけ...」ということが頻発したそうです。

これはとても示唆に富む話で、重要なのは「事前に問題を解く」ということではなく、「問題を解いた上で、いかに知識を定着させるか」ということです。

定着させアウトプットできること

私が集めることができた問題は800問程度でしたが、少なくとも8/31の本番までに3度は繰り返し回すことができました。加えて先述したように模試は5度回しましたので、最新傾向の知識をかなり定着させることができました。

試験勉強に関しては「教本を読む」「マーカーを引く」「問題を解く」といった行為で一見勉強した「気」になってしまいがちですが、「暗記して、知識が定着しているか」または「インプットした知識を正確にアウトプットできるか」を念頭に取り組むことが重要かと思います。