受講生の声・たけちゃん
第6章: 二次試験当日、白2本は当てられたが時間が足らなかった
こうして迎えた試験当日は、山崎先生の教えどおり香りを判別する時に悪影響となる石鹸やはみがきを使用せず身支度を済ませて自宅を出て、クラス会のメンバと合流して会場に向かい9時過ぎには会場に到着しました。
試験開始まで基本コメント4パターンを見直したりしながら過ごしました。解答にあたって赤白基本6品種以外は選択しない、収穫年は赤白ともに出題率が高い2年前の2023年固定とすると決めていました。
開始時刻が近づき部屋に入り、自分の受験番号のテーブルに着席すると既に赤ワイン2本、白ワイン2本、その他のお酒1本が並べられています。試験に関する説明を聞いている間に色を観察して、「赤ワインは淡い色がないのでピノ・ノワールはないかな」とか、「その他のお酒は琥珀色なので、シェリーかマデイラなどのフォーティファイド・ワインか、ウイスキーなどの蒸留酒かな」などと推測をしていると試験開始を告げられました。
白2本は品種を当てられた
1本目は柑橘フルーツの香りがして、酸味はほどほど、アルコール度数はやや軽く感じました。ぺトロール香はしませんでしたが、品種はリースリング、生産国はドイツと解答しました。
2本目は草の香りの印象が強く、果実風味を感じ、アルコール度数は中程度。品種はソーヴィニヨン・ブラン、生産国はニュージーランドと解答しました。
3本目は色が濃く、しっかりした味わいでしたが、赤の基本3品種ではないと感じました。事前に基本品種しか解答しないと決めていたので品種はシラー、生産国はフランスと解答しました。
4本目は色が濃く、強いピーマンの香りを感じ、味わいも渋みがあったので、品種はカベルネ・ソーヴィニヨン、生産国はフランスと解答しました。
残り5分のアナウンスで時間が足りないことに気付く
4本目が終了した時点で残り5分と告げられました。予定よりも5分遅いです。マークシートの塗りつぶす〇が小さく、ちゃんと塗りつぶせているか確認に地味に時間がかかり、時間をロスしていたようです。
慌てて最後の5本目のお酒を飲むと飲んだ瞬間「ウイスキーでは?」と感じました。ウイスキーは私が飲んだことがある数少ないその他のお酒です。スモーキー・フレーバーは、あまり感じませんでしたが、時間もなかったので直観を信じて、スコッチ・ウイスキーと解答しました。
最後の見直しでマークミスに気付き慌てた
最後に見直しをするとグラスの種類を2つ選択することに気づき、慌ててもう1つマークしました(しかも今回からグラスの形状が選択肢に加わっています!)。
他にはマークがズレていて、意図と異なる選択肢がマークされていたので修正したり最後まで気が抜けませんでした。こうしてあっという間に試験時間の50分が終了しました。
試験当日の17:30に発表されたテイスティング銘柄の正解を見ると白2本の品種とその他のお酒が合っていました。テイスティングコメントの方向性は合っているのではと思いつつ、他にマークミスがないか合格まで不安でした。
合格発表日は朝からソワソワしていました。発表の時間になり、ソムリエ協会のホームページで自分の受験番号を見つけた時は、嬉しさと同時にホッとしたというのが正直な感想です。