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受講生の声・たけちゃん

第5章: 二次試験対策は各種スクールを活用した

一次試験合格の喜びも束の間、1ヶ月後には二次試験が迫っています。しかし、これまでの二次試験対策といえば山崎塾での小瓶交換会のみで、本格的な対策はこれからという状況でした。二次試験に向けて山崎先生の講座を中心に以下の講座・教材を使用しました。

1. ワインスクール山崎塾 テイスティング理論講座

品種、生産国、収穫年の見分け方、赤ワインと白ワインの基本コメント4パターン、その他の酒類の見分け方が文字どおり理論的にまとめられたものでした。赤白基本6品種の出題率が70%近くなので、基本6品種に絞ってテイスティング練習をすべきという話は非常に明快でした。

また、初見では膨大な選択肢の中から正解の組み合わせを選ぶことが絶対できないテイスティングコメントについて、基本コメント4パターンは大きな指針になりました。これがなければ合格は不可能と言っても過言ではないと思います。受講マストの講座だと思います。

2. ワイン受験.com ソムリエ、ワインエキスパート二次試験対策講座

理論を理解したら、次は実践です。テイスティング練習の際にどんなワインを購入すれば良いかは悩むところですが、赤白基本6品種の個性が現れた伝統国と新世界のおすすめワインが紹介されています。私はネットでこれらのワインを購入して、小瓶に詰め替えてテイスティング練習をしました。

3. NHK文化センター ソムリエ、ワインエキスパート二次試験対策講座

こちらは山崎先生がNHK文化センターで二次試験の2日前に開催された直前の総仕上げ的な講座です。赤6本、白6本の合計12本をテイスティングします。赤白それぞれ30分くらいでテイスティングしていくので、テイスティングコメントを書く時間はなく、今までの練習の成果を基に品種・生産国・収穫年を導き出すことがメインの内容です。

講座終了後には残ったワインを小瓶に入れて持ち帰ることができるので、気になるワインがあれば自宅で改めて確認することができます(私は小瓶を忘れてしまいました)。これだけの種類を1万円ちょっとの料金でテイスティングできるのは、かなりコスパが良いと思います。

4. レコール・デュ・ヴァン ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策「その他の酒・50種類小瓶セット」

私は蒸留酒やカクテルなどのワイン以外のお酒をほとんど飲んだことがなかったので、一度は飲んでおこうと思い購入しました。しかし、ワインのテイスティング練習が中心だったため、全部は飲めませんでした。

結局、よく出る蒸留酒やフォーティファイド・ワインを飲んで終わりでしたが、やはり一度飲んだだけでは記憶に残らなかったので、一次試験の勉強の合間に時々飲んでおいた方が良いと思います。

小瓶詰め替え法を活用

これらの講座・教材を利用しながら自宅でテイスティング練習を行いました。小瓶はAmazonでC1000のラベルレス瓶30本セットを購入しました。これはラベルが貼られていないので洗った時にラベルが剥がれず綺麗に使用できます。

②で紹介されているおすすめワインを小瓶に詰め替えて、1回の練習では赤基本3品種または白基本3品種を比較しながらテイスティングしました。

本番に向けて自分なりのテイスティングフォームの確立も大切になります。ワインエキスパートの場合、本番では赤2本、白2本が出題されます。その4本を順次テイスティングしていくわけですが、時間的に2周までが限度です。1周目は外観・香りのみ確認して味わいは2周目で確認するか、1周目から味わいまで確認するのか、練習を繰り返す中で決めていきます。1本毎にインターバルを設けて嗅覚と味覚を回復させることも大切です。本番も同様にできるように練習を通じてテイスティングフォームを繰り返して身に着けていきました。

また、クラス会のメンバとアカデミー・デュ・ヴァンのテイスティングカーヴや二次試験会場の下見にも行きました。特に会場の下見は現地までの道順、トイレの場所、試験開始まで待機できる場所の有無を確認しておくと当日は余裕を持って行動できるかと思います。