受講生の声・たけちゃん
第4章: 2回目は80問くらい解けた、B判定にガッツポーズ
敗因は問題演習が少なすぎたこと
ここから残り1ヶ月で合格まで持っていかなければなりません。現在の学習状況を山崎先生にお伝えして、どのように勉強を進めていくべきか相談したところ、全体的に問題を解く回数が少なすぎること、マイナー生産国は出題される問題が決まっているので問題集を徹底的に解くこと、今から教本を読み込んでいる時間はないため、問題集のみやり込んで間違えたところを教本でチラッと確認して問題演習の数を増やすことをアドバイスいただきました。
ここから追い込みをかけるところですが先述のとおり、不合格直後のこの時期に夏期休暇の海外旅行に行ってきました。気分転換しつつも全然勉強しないわけにもいかないので山崎塾のパワポ資料をすべてダウンロードして、移動中は機内Wi-Fiで問題集を解きまくり、Web版の教本とパワポ資料で復習しました(タブレットを持っていないので、スマホ画面で見るのは大変でした笑)。現地に到着してからは観光地の待ち時間や寝る前の少しの時間でパワポ資料の見直しや問題集を解くことで、勉強時間を少しでも確保しました。
毎日の模擬試験をルーティン化
帰国してからは、模擬試験を毎日、仕事前に解いて仕事が終わって夜に見直しすることをルーティン化しました。土日は自宅近くのワーキングスペースに行って、模擬試験と理解不足の国の問題集を集中的に解くことを繰り返しました。
ただ、模擬試験は相変わらずC判定ばかりでイマイチ正答率が上がりません。点数の底上げを考えたときにマイナー生産国からの出題は1問ですが、10ヶ国くらいあるため、マイナー生産国全体でみると得点源になるので1ヶ国も捨てずに問題集中心に勉強しました(ただし、深入りしないよう注意)。
苦手分野もテコ入れした
苦手で避けていたチーズは2~3問出題されるため、得点の底上げにはいよいよ無視することはできないと思いつつもフランス全部のチーズを覚えるのは無理と判断。ワイン受験.comの一次試験対策講座に覚えきれない場合は5つの地方のチーズだけ覚えようとあったので、その地域のチーズだけ覚えました。限られた地域だけでしたが、不正解の選択肢が切れるようになり、問題によっては直接正解を選択することもできたので完全に捨てなくて良かったと思います。
この時期にクラス会のメンバから教えてもらったアカデミー・デュ・ヴァンの一次試験【直前模擬テスト】も活用しました。本番同様の試験時間で120問×4パターンの模擬テストがセットになっているので、本番さながらのシチュエーションで問題演習ができます。解答には1~2行程度の解説と教本の該当ページが記載されているので復習がしやすかったです。
一方で限られた時間を有効に使うためにAOCの数が多くてどうしても覚えきれなかったフランス・ロワール地方は捨てました。加えて料理の問題も捨てました。料理名が暗号のようでまったく覚えられず、その料理がどの地方の料理かを覚えるには時間が足りないため断念しました。
ようやく模擬試験でB判定が出るようになった!
このような感じで最後の1ヶ月間追い込みをかけたところ、試験直前1週間前にやっと模擬試験でB判定が出るようになりました。半年ほどワインエキスパートの勉強に取り組んで来た中で、この1ヶ月が精神的に本当にキツかったです。この1ヶ月で問題集を約4,400問ほど解いて、最終的に約12,200問ほどになりました。
2回目の一次試験も当日は試験開始1時間前に試験会場近くの喫茶店に入りました。2回目はウォーミングアップとしてマイナー生産国の問題集を解きました。マイナー生産国は問題数が5問だったり、少ない国だと2~3問だったりするため、1時間あれば2~3周は回せます。
2回目の本番、淡々と進めた
試験センターで受付を済ませPCの前に座り、「どんな問題が出ても絶対焦らない。感情を捨てて機械的に解いていく」と頭の中で言い聞かせて試験開始です。
追い込みが効いたのか1回目より自信を持って解答できた問題が多かったです。分からない問題は1番を選択する、解答が絞れた問題は一番若い番号の選択肢を選ぶとあらかじめ決めたとおり淡々と解答して、今回は自信がある解答は80問くらいだったかと思います。
終了ボタンを押して「合格」の文字を見たときは本当に嬉しくて、ガッツポーズが出ました。