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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 渡邊聡さん

第3章 学習の進め方、アクションプランの設定

合格なさった方々の体験記を色々と参考にさせていただきながら、自分の生活スタイルでどう組み立てるか、これが学習を進めるにあたって大きく左右すると思います。

私の場合、コロナ禍ということもあり在宅勤務がほとんどでしたが、平日には何が起こるかわからない(突発的な出張や出社等々)ので、日々の学習時間の大枠を決め、確保する必要があると考えました。そして、”決めた学習時間までにその日の仕事は全て終わらせる!”という、ある意味ムダな動きの排除とスピード感を持ったタイムマネジメントも一層身についた気がします。

ここで、私がポイントとにしたことは次の3つです。

  • 試験日の決定
  • 自分の最終ゴールとアクションプランの設定
  • 学習のルーチン化

試験日の決定

本番を意識して進めると日々の進捗コントロールが可能となります。ワイン受験.comのオリエンテーションに参加した際に、先生から1回目と2回目の受験タイミングのアドバイスがあり、参考にさせて頂きました。(アドバイス内容:お盆の頃と最終週)

決めた試験日程

  • 1次試験: 8/15、8/28
  • 2次試験: 10/18

自分の最終ゴールとアクションプランの設定

自分自身が何のために、どういうプロセスで進めていくのか、視覚的に見えるようにすることで、挫けそうになっても振り返ることができます。そして、一つ一つ達成される喜びがゴールへ自分を導いてくれるものです。この時に大切なのは、1次と2次試験の両方のプランを立てることだと思います。最終ゴールは「試験に受かること」だからです。

例えば、私が可視化した内容は次のように一枚の紙に”手書き”で記し、アクションと期日を決めて、毎回、学習時には見える様にし、達成毎にチェックしていきました。

アクションプラン記述例

  • Vision: 試験に合格すること
  • Mission:効果的に勉強をする
    • 成果を出すことに重点を置く
    • 今覚えられることは”今”覚える意識を持つ
    • 納得と理解は違う、”理解する”ことが知識を定着化させること

※Stand.fmの「ワインチャンのワインラジオ」の言葉ですが、強く自分の励みになりました。

最終ゴールに向けて

これからの人生の選択枠を増やしたい、新しいことにチャレンジしたいので、ワインエキスパート試験に合格するために、1次試験は教本を少なくとも5周し記憶を定着化させる。

3周目が終了したら、問題集を各章毎に実施し知識の抜けもれを埋め、少なくとも問題集を2周することで教本5周まで完了させる。

2次試験は、表現をしっかり学び、品種の正解率80%を取るために¥2000〜3000前後のワインやセミナーに参加して感覚をつかむ。

1次試験

  • アクション: 問題集を2周して成果率を90%まで持っていく、教本は5周まで完了
  • 期限: 8/27
  • アクション: 問題集を1周して正解率を80%まで持っていく、教本は4周まで完了
  • 期限: 7/23まで
  • アクション: 教本を3周して全章の記憶の定着化70%まで持っていき問題集に取掛かる
  • 期限: 6/E
  • アクション: 教本を2周して全章の記憶の定着を50%まで持っていく(主要国優先)
  • 期限: 5/E
  • アクション: 教本を入手し全章マインドマップのまとめの抜漏れを無くす(教本1回目)
  • 期限: 4/E
  • アクション: 3/1に試験に申し込み教本を入手する
  • 期日: 3/B
  • アクション: 杉山先生の参考書と山﨑先生の動画、とみわいんのまとめ集を参考にして、全章のマインドマップまとめをする
  • 期日: 3/B
  • 勉強開始: 12/28スタート

2次試験

  • アクション: ワイン品種の正解率を80%まで持っていく、その他の酒類の成果率を60%まで持っていく
  • 期日: 10/Bまで
  • アクション: ワイン品種の成果率を70%まで持っていく、その他の酒類の正解率を50%まで持っていく
  • 期日: 9/Mまで
  • アクション: セミナーに参加しながら感覚とスピードの定着化に取り掛かる
  • 期日: 9/Bまで
  • アクション: 表現や試験に受かる為の鉄則をまとめ始める(マインドマップ化)
  • 期日: 8/E
  • アクション: 1次試験にパスした状態でいる
  • 期日: 8/28まで

学習のルーチン化

先に述べましたが、如何に自分の時間を生み出すかです。そのために朝の時間を有効活用する、休日、祭日は試験が終わるまでは勉強の時間を優先!こんな考えをベースに組立てたました。

特に早朝や休日、祭日のゴールデンタイムは大切だと思います。ルーチン化を目指し、目安として下記の様に決め、極力実行する様にしていました。

平日 <1次試験>

  • 学習時間: 6:00〜 8:30(2.5H)
  • 20:00〜22:00(2H)

平日 <2次試験>

  • 学習時間: 7:00〜 8:30(1.5H): 基本6品種のコメント復習、香りが取れない品種のテイスティング(2品種程度)
  • 20:00〜22:00(2H): 3〜6品種のブラインドテイスティングトレーニング

休日、祭日 <1次試験>

  • 学習時間: 8:00〜12:00(4H)
  • 13:00〜20:00(7H)※7月以降は22:00まで

休日、祭日 <2次試験>

  • 学習時間: 9:00〜12:00(3H): 基本6品種のコメント復習、エアーコメント
  • 13:30〜20:00(6.5H): スクール、その他の酒類や品種のブラインドテイスティング

隙間時間 車、電車での移動時など

  • 1次試験:
    • ワイン受験.com: 各国の問題集
    • ワインチャンのワインラジオ ボルドー、シャンパーニュなど格付けの記憶
  • 2次試験:
    • エアーコメント