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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 龍さん

第2章: 毎朝電車内でブツブツと唱え続けることがルーティーンとなる

具体的学習法

学習のポイントは以下の3つです。

  • 少ない時間でも毎日学習する
  • インプットしたら必ずアウトプット
  • 反復継続、繰り返し学習する

全て山崎先生のアドバイスですが、ワインエキスパートの受験者の多くは、勤めながら或いは育児や家事をしながら学習なさっていると思われますので、上記3点をどのように自分のライフスタイルに反映させるかがポイントだと思います。

隙間時間の活用

悠長に構えていた期間は、主にフランスの格付けやグランクリュの暗記を行っていました。シャンパーニュ、ボルドーメドック格付銘柄コミュンヌを含め1級から5級まで、ソーテルヌ&バルサック、グラーヴ、サンテミリオン格付け、ブルゴーニュグランクリュを地図とともに徹底して覚えました。

暗記には通勤時間を活用し、毎朝電車内でブツブツと唱え続けることがルーティーンとなり、あまり苦にはならなかったと記憶しています。JSAワインエキスパート試験は2023年から複数回答の問題が採用されていますが、格付けに関しては余裕をもって回答できたので、何かひとつでも完璧に仕上げておくと揺るぎない自信になると実感しました。

勤務先では始業までの20分程度と昼休みに、国ごと地域ごとの気候・緯度・ワイン生産量・ブドウ品種・AOCなどを縦割りで一覧表にしたものを作成し、コーヒーブレイクなどに眺め、国や地域を比較しながら暗記に努めました。

インプット&アウトプット

学習で得た知識は、必ず何らかの形でアウトプットすることが必要だと思います。ワイン受験.comの動画では、驚くほどシンプルかつ大胆にデフォルメされた地図や複雑な事項を簡潔にまとめたスライドが使用されており、特にアメリカのAVAルールやスペインのリオハルールなど、教本を読んだだけでは理解しがたいこともわかりやすく解説されています。

私は、これらのスライドを全てノートに書き写しました。一時停止をしながら書くことを繰り返し、10分前後の動画を30分以上かけて視聴していたと思います。書くことは高い学習効果が得られるアウトプット法と言われていますので、スライドに限らず各国の地図もフリーハンドで書いて地図問題対策としました。

反復継続学習

動画を視聴した後は、必ず問題集を解きました。これも大切なアウトプットです。毎回満点を3回取るまで繰り返しトライし、解けなかったところは教本で回答を確認します。正解よりも不正解だった問題の方が確実に印象に残るので、間違えることを恐れずチャレンジすることをお奨めします。

ただ残念なことに、こうして覚えたことも日が経つにつれどんどん記憶から消え去って行くのです。年齢もしくは能力のせい?と焦るのですが、山崎先生の「忘れるのは当然」という言葉に勇気づけられ、全動画を2回ずつ、重要科目・苦手科目は一次試験ギリギリまで繰り返し見ていました。 また、一日一問メルマガは隙間時間の復習にはたいへん役立つツールのため、通勤時に大いに活用しました。