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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 龍さん

第1章: スクールに通うつもりだったが独学を決意

ワイン受験.comとの出会い

私は2022年の春から、横浜港を臨む「ル・サロン(le salon)」という瀟洒な佇まいのワインサロンに通っています。サロンを運営する女性校長ご夫婦の飾らないキャラクターとワインセンスの素晴らしさに憧れ、2023年度の日本ソムリエ協会(以下JSA)ワインエキスパート試験に挑戦しようと決めました。

受験対策を行っているスクールに通うつもりだった私は、女性校長に各校の風評を尋ねます。すると「山崎和夫さんが制作している、とても良い受験サイトがあるからスクールに通う必要はないですよ。」と、独学を勧められたのです。「独学?」想定外の回答に、実に目からウロコです。

おそらく何人ものル・サロンの生徒さんが、山崎先生のサイトで合格されているのでしょう。そう察した私は即座に独学で合格を目指そう、と決めたのでした。

これが私とワイン受験.comとの出会いです。

使用した教材は2つのみ、情報過多を避けた

私が使用した教材は、

  • ワイン受験.com
  • JSA教本

のみです。他の文献にも興味があったのですが、情報過多になることを避けたかったこともあり、この2つのアイテムで学習を進めました。初受験の私が合格できたので、山崎先生のサイトには、それだけ充実したツールが揃っていると認識していただけると思います。

2022年7月、JSAの教本を発注し、ワイン受験.comを閲覧します。まず、山崎先生の動画オリエンテーションと合格体験記でモチベーションが上がります。

先生の卓越した分析力と統計データに基づいた勉強方法や合格のポイントなどにどんどん引き込まれ、自分がもう既に合格したかのような高揚感に浸れます。

また、諸先輩方の合格体験記は、様々なアイディアや情報が詰まっており、たいへん参考になりますし、暗記の日々で疲れた時には、みんな同じような思いをして試験勉強を乗り越えたんだ、と弱った心を奮い立たせるカンフル剤となりました。

学習計画を立てるもどんどん遅れる

私が受験勉強を始めたのは2022年の9月4日からです。約1年かけて準備したことになりますが、当然ながら計画性をもって順当に学習できたわけではありません。山崎先生が推奨する事項を忠実に守り、ワイン概論から酒類飲料概論、フランス、イタリア、オーストラリア…と、重要な11章を優先させ、今年中にブルゴーニュまで、来年2月までにイタリア制覇、などと学習計画を立てるのですが、最初のワイン概論でつまづきます。

聞きなれないフランス語や専門用語に翻弄され、相当に辟易しました。ですが、後々まで影響する大切な章なので、じっくりと時間をかけて理解するよう努めたため、早くも学習計画はガラガラと音を立てて崩れます。

また、フランスは出題数が最も多く、山崎先生が他の国よりも細部にわたり力を入れて制作されていますので、この章も丁寧に学習し(別途、見たいテレビや映画、ワインイベント、睡魔など数々の誘惑があり)、ようやくイタリアに着手できたのは、2023年4月のことでした。

大いなる誤算 その1

それでも私があまり焦らずにいられたのは「ワインスクール山崎塾通学講座」の存在です。ワイン受験.comのコンテンツ内には、通学講座の案内があり、毎回山崎先生の生の講義を2時間聴講できるうえ、ワイン小瓶交換会や授業後は有志でクラス会など、プラスアルファの楽しそうな情報が満載で、これに通わない手はないと、募集の機会を心待ちにしていたのでした。

ところが、なかなか2023年の開講案内が告知されません。そうこうしているうちにJSAワインエキスパートの試験申込受付の時期となり、不安になった私は山崎先生にメールで通学講座について質問します。すると「今年は通学講座を開催しません。7月に試験対策直前講座を行います。」との返信が…。悠長に構えていた私の大いなる誤算です。ここにきてやっと私の本気モードのスイッチが入ったのでした。