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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス qasさん

第3章: 一次試験の勉強計画、1年近い勉強期間を取ったほうが良い

1. 試験前年10月 〜 2月


ソムリエ/ワインエキスパート試験は勉強量が膨大であるため、1年近い勉強期間を取ったほうが良いと思います。
私は子育てをしつつ研究職で働いていたので、会社までの通勤時間と寝る前くらいしか勉強できず、一日1.5-3h程度が限度でした。200-400hほどは勉強しないと合格点に達しない感覚があったので、勉強時間を確保することはかなり大事かと思います。


また、お酒を飲むと暗記力が下がるので、週に一回は二次対策のためのワインを飲みつつ、それ以外は禁酒し、早寝早起きの規則正しい生活をしておりました。
ワインが好きだからワインエキスパートを志したのに、修行僧のような生活を送っていたので非常に大変でした。

オンライン・オフラインに関わらず、2月くらいまでにフランス・イタリア・酒類概論・チーズ全範囲が終わっているとかなり余裕が持てると思います。特に、酒類とチーズは出る問題数が多いので早めにやるのが吉です。



ワインスクールや山崎塾(山崎先生の通学講座)などでは、一回の授業でイタリア全範囲を行うなど、事前に予習しておかないと授業についていくことは不可能かと思います。


本試験は、授業を聞いたから受かるような甘い試験ではなく、暗記、問題演習、授業による復習のサイクルをどれだけ回すことができたかにかかっていると思います。

2. 2 〜 6月

フランス・イタリアが終わっているとワインスクール受講範囲の半分近くまで進んでいることになります。
毎回の授業で復習を行いつつ、問題演習を進めるのが良いと思います。


ワインスクールなどではテイスティングの授業もありますが、早めにワイン受験.comの二次試験対策講座を一読しておくべきです。
なんとなくフィーリングで選択肢を選ぶくらいなら、ソムリエ協会の気持ち(澄んだ・輝きのあるが選ばれやすいとか)を学んだほうがよく、テイスティングの理論的解説は山崎先生の授業が最もよかったです。

3. 7月 〜 一次試験


模擬試験を利用して、ランダムな出題でも解けるように訓練しましょう。
一次試験本番では問題の順番がランダムであるため、フランスやイタリアなど各分野ごとで演習していたものと、脳みその使い方が異なります。どの国の問題が出たとしても、すぐに対応できるだけの習熟度が必要なので、一日一回は模擬試験を解くことをオススメします。

模擬試験をおろそかにしていた人、国別での問題しか解いていない人は結構落ちていました。出来る限り早く模擬試験が解けるだけの実力を付けたほうが良いです。