ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス qasさん
第2章: 一次試験の勉強方法、基礎的な用語の暗記から始めた
ワイン概論→フランスと進む
一次試験では、歴史や地名、生産可能色などを覚える必要があり、考えてもわからない問題がほとんどです。 知らなければ解けない問題ばかりなので、まずはワイン概論でワインについて学び、フランス(ブルゴーニュ・ボルドー)について基礎的な用語の暗記から始めました。勉強の流れとしては、
- ワイン受験.comの一次試験対策動画配信
- 語呂ワイン(https://www.youtube.com/@gorowine)
- ワインスクールのオンライン講座
を全て見て、重要ポイントはどこか、覚える必要のある地名はどこかを把握しました。 どの動画配信サイトを使ったとしても、聞いたり見たりするだけでは暗記が難しかったので、ノートでまとめたり、ブツブツと唱えたり、口や手を動かすことで暗記しました。
問題集が解けないことは恥ではない
次に、問題集で出る問題を解かず、いきなり答えを見て正答を把握、教本の該当ページを読み込み、ノートにまとめる作業を行いました。 一次試験対策を始めた当初は、習熟度が低く、問題を解いても全然わからないことが多かったので、ソムリエ/ワインエキスパートとしての共通知識・語彙を習得することに腐心しました。問題が解けないことは恥ではないです。
シャトーや畑の暗記には単語帳が役に立った
また、ワイン受験.comのソムリエ試験単語帳にはかなり助けられました。本試験の一個目の山場は、ブルゴーニュ、ボルドー、イタリアの地名と生産可能色等の暗記にあると思っていて、村名-グランクリュまでのAOCを覚えたり、ボルドーにおける1級〜5級のシャトーを村まで暗記したりするのは相当に大変です。
一次試験の暗記は本当に難しい
今振り返っても、一次試験、本当に難しく感じました。職業柄、資格試験は慣れていたのですが、過去に受けたどんな試験よりも難しく、対策も大変でした。なにより、考えてもわからない問題ばかりというのが本当につらかったです。
地学の勉強などをしてこなかったので、ヨーロッパの位置関係もよくわからなかったですし、シャルドネ・ピノノワール・ソーヴィニヨンブランなど基本的なぶどう品種しか知らない中でフェテアスカ・ネアグラとか言われても全然わかりませんでした。その中で本試験を受けると、最初はリグーリア州ってどこの国だ・・・?から始まるので本当に大変です。
ワイン検定から始めるのも良い
いわゆる、ワイン愛好家向けであればワイン検定ブロンズクラス、シルバークラスというものがあり、ワイン入門編をわかりやすく解説してくれたり、高級レストラン等でも恥をかかない程度の知識をつけることができます。
山崎先生も開講されているようなので、基礎知識がない場合はこちらの検定から始めるのが良いと思います。 (https://www.wine-jyuken.com/etc/winekentei)