ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス qasさん
第1章: 受験のきっかけ、趣味の資格としてワインエキスパートを受験
本業は化学系の研究職で、ストレスを酒と脂に溶かしつつ日々を過ごしています。 ワインバーに毎週通うくらいにはワインが好きでしたが、知識不足を痛感したので受験を決意しました。 ただ、2023年9月に安くなった教本を購入した時は、あまりの分厚さに面食らい、ブルゴーニュの章だけを読んでその年は終わり。
2024年6月ごろに2ヶ月死ぬほど勉強すれば受かるだろう、と勉強を始めてフランスすら終わらずに撃沈。 来年こそは試験を受けるぞ、と気合を入れたところにワイン受験.comに出会いました。
ソムリエ/ワインエキスパート試験とは?
全世界のワインと、ウイスキー、コーヒー、ミネラルウォーター、日本酒、チーズ、郷土料理などについての基礎知識があるかを問う試験です。
ソムリエは全収入の60%以上をソムリエの職務により得ていないと受験資格がなく、ワインエキスパートは20歳以上なら誰でも受けられます。 私は趣味として資格を取ろうと思っていたので、ワインエキスパートを受けました。
試験の流れとしては、
- 筆記試験はCBT方式(パソコンで受験)で共通。お金を出せば二回受けられる。
- 二次試験(ワインテイスティング試験)ではソムリエは3種類、ワインエキスパートは4種類のワインテイスティングを行う(+その他のお酒2種または1種も行う)。
- 三次試験(サービス試験)ではソムリエは論述と抜栓試験があり、ワインエキスパートでは三次試験自体がない。
となっており、サービス試験のありなしはありますが、難易度はほぼ同じです。 ワインエキスパートを持っている人は、翌年に一次試験免除でソムリエ試験を受けられるので、ワインエキスパート/ソムリエの双方を申し込み、一次試験を4回受ける人もいるそうです。ソムリエ受験資格がある人だけができることですが・・・。
本試験は一次試験が鬼門であり、CBT問題の出題運があるので、4回受験はやりすぎだとしても、2回受験に絶対したほうが良いです。運が悪いと基礎問題がほとんど出ず、教本の隅をつつかれてしまいます・・・。 もちろん、二次試験も難しいのですが、落ちたとしても翌年は一次試験免除というのは相当にストレスが減ります。
ワイン受験.comの良いところ
ソムリエ/ワインエキスパートの試験勉強をするために、頭から教本を読んでいても重要ポイントがわからず、何を覚えればいいか全くわかりません。
ワイン受験.comの一次試験対策動画配信を聞きつつ教本を開き、重要ポイントにマーカーを引いて、復習しやすいようにしながら勉強を進めることができました。 動画の再生機能で2倍速等設定できるので、就寝BGMとして山崎先生の声を聞きながら寝る日々を過ごし、何度も何度も繰り返して基礎を定着させていました。一次試験合格後、山崎先生主催のワイン会に参加した際に、毎日聞いていた声を聞けたので泣きそうになりました。
色々な一次試験対策問題を出すサービスがある中で、試験傾向に一番合致していたのはワイン受験.comでした。問題難易度としてもワイン受験.comが頭一つ抜けて難しく、他サービスでの正答率が85-90%取れるようになっていても、ワイン受験.comでは80%程度までしか取れなかったです。
ただ、一次試験で基礎問題がほとんど出ず、高難度問題ばかりが出てしまいましたが、これはワイン受験.comで見たことがあるな、と解き進めることができました。 基礎問題はどのスクールの問題集を使っても差はそこまでつかないと思いますが、高難度問題が出ることがCBT試験では多々あるので、そこまで対応できるワイン受験.comはかなりよかったです。
ワイン概論、酒類概論、ブルゴーニュ、ボルドーの問題集は無料で使用できるので、どんな感じなのか雰囲気をつかみやすいでしょう。 契約するか迷っている方は、無料で使用できるところだけでもまずはやってみるのはいかがでしょう?
ワイン受験.comの悪いところ
公平な観点から、悪い所・気になっているところをあげさせていただきます。
- 問題集で解いた問題の解答のみが表示されるので、過去に間違えた問題をメモ帳等に記録しないと復習できません。問題を間違えなくなるまで勉強するべき、と言えばそうなのですが、習熟度が低い時は苦労しました。
- 間違えた問題の解説がないので、教本を開く手間がかかる。 教本を開くことで勉強になるのはその通りであるため、良し悪しありますが、最初は問題を10問解く → 教本で該当ページを探し、暗記できていなかった事項を確認する作業にものすごく時間が取られました。習熟度が上がってからは特に苦労なく勉強できました。
リソース等もありますし、改修は難しいかもしれませんが、個人的には気になっておりました。ある程度基礎問題が解けるようになってからは心強い味方に感じておりました。