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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 小瓶 探歩さん

第5章: 二次試験対策、基本を決め、自信があるときだけ修正する

白3タイプ・赤3タイプか、白2タイプ・赤2タイプか

テイスティングコメントの選び方には、迷いもありました。教材によって、ワインを分類する考え方が違ったからです。

8月28日、ヴィノテラスの二次試験対策ワンコインお試し講座を500円で受講しました。赤ワインの小瓶1本を使った解説と、講座の案内が中心でした。ヴィノテラスは、白3タイプ・赤3タイプに分け、捉えた特徴を合わせていく方法だと理解しました。

YouTubeの「ソムリエ佐々木のワイン探訪」でも、基本的に白3タイプ・赤3タイプに分けていました。佐々木さんが2024年までヴィノテラスの講師だったことと関係があるのだろうか、とも思いました。

一方、年初のオリエンテーションで山崎先生が話していたのは、白2タイプ・赤2タイプを基本にする方法です。どちらを軸にすればよいのか。

白2タイプ・赤2タイプを、判断の軸にする

8月下旬、山崎塾の対面講座を2日間受講し、私は白2タイプ・赤2タイプを基本にすると決めました。

基本的には、この内容で二次試験を突破できそうだと思えました。ただし、そこから大きく外れるものは、別に考えておく必要があります。トロンテス、ゲヴュルツトラミネール、サンジョベーゼ、ネッビオーロなどです。

山崎先生は、過去のデータと直近の傾向を分析し、模範テイスティングシートとして示してくれました。まず、それを丸暗記しました。理系の私には、この考え方が腑に落ちました。試験を突破し、合格の確率を上げるための方法として納得できたのです。

不安な点や、会場の雰囲気、当日の心構えを直接質問できたことも、心強かったです。

家では基本を、外では幅を広げる

試験までは、家で毎日、基本品種と生産国を組み合わせ、順番をシャッフルして比較しました。1日最低3グラスです。

外では、さまざまな品種に触れました。白では、樽を使ったシャルドネかどうか。トロンテス、ゲヴュルツトラミネール、甲州の特徴。赤では、マスカット・ベーリーAとガメイ。サンジョベーゼとネッビオーロ。

完璧に見分けられたわけではありません。それでも、違いを確かめ、感覚的な精度を上げていきました。

本番でこれらが出たら、基本の回答を少し修正しよう。ただし、本当に自信があるときだけ。そう自分に言い聞かせました。

「平均点を取れば合格する」

山崎先生の言葉を、よりどころにしていました。

30分で、テンポよくブラインドテイスティングを繰り返す

ノムノでは、限られた30分の中で、試験に出そうな品種や過去に出題された品種を、できるだけ幅広く飲みました。それぞれの特徴をつかむためです。

アカデミー・デュ・ヴァンのテイスティングカーヴは、ノムノほど種類は多くありませんが、常時、白・赤各6本のブラインドテイスティングができました。酒精強化ワインも、ランダムで3種類試せました。二次試験前は来店客が多く、ワインが次々に入れ替わります。試験の前々日と前日にも、最終調整でお世話になりました。受講生がいることも多く、同じ試験に向かう人の存在が励みになりました。

まず、品種と国が分かるワインで軽くウォーミングアップ。その後、ブラインドテイスティングをテンポよく繰り返しました。少量を注ぐ。外観、香り、味わいから品種と国を考える。答えをめくる。

違っていたら、どこで判断を誤ったのかを振り返ります。香りを取り違えたのか。味わいの特徴を見落としたのか。気になるワインは、何度も飲み直しました。ただ正解を確かめるのではなく、違いの理由を探しました。

30分でそれなりの量を飲むので、注ぐ量はなるべく少なくしました。長居するお客さんもいましたが、私は毎回、きっちり30分で切り上げました。

その他のお酒は、最低限の投資と理論で備える

その他のお酒は、どこまで対策するか悩みました。配点は、それほど高くないと考えていたからです。小瓶の購入も検討しましたが、お金はワインに使い、その他のお酒は最低限の投資と理論で対応することにしました。

リカーズハセガワ本店では、アルマニャック、コニャック、カルヴァドス、ラムを試飲しました。おおむね40ml、150~300円ほどでした。AIの予測に挙がっていたことに加え、自分がブランデーをあまり飲んだことがなかったためです。

私が確認した過去10年のワインエキスパート試験では、その他のお酒は透明系と琥珀系から出題されていると捉えていました。それ以外が来たら、色、アルコール度数、香りなどから消去法で答えると決めました。回答の流れは、山崎先生の基本解法を軸に、ケイゾーラボなども参考にしました。