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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 小瓶 探歩さん

第2章: 一次試験対策、806ページの教本をいったん閉じる

出願し、一次試験は2回受けられるようにした

2026年3月2日、認定試験の出願受付が始まりました。3月8日、腹をくくって出願しました。

一次試験のCBTは、追加料金を払い、2回受けられるようにしました。私としては、2回にしておいてよかったと思っています。

教本に優先度を書き込む

3月14日、806ページの教本を前に圧倒されました。まるで電話帳です。ぱらぱらとめくり、いったん閉じました。

そこから、ワイン受験ドットコムの一次試験対策講座と教本を見比べ、全体像をつかんでいきました。「最重要」「重要」「普通」。すべてを同じ重さで覚えるのではなく、優先度の違いを教本に書き込みました。すると、同じ806ページでも、取り組み方が見えてきます。

ひとまず、教本全体に目を通した。それだけでも、小さな自信になりました。

二次試験は9月28日と決まっていたので、この日は会社の有給休暇を取ることにしました。

AIと動画を、学習のペースメーカーに

電子版の教本と、Gemini Notebook(旧NotebookLM)をフル活用しました。単元や国ごとに分け、フランスだけは地方ごとに整理しました。音声解説で内容を理解し、フラッシュカードで暗記を始めました。

並行して、YouTubeの講座も利用しました。主に使ったのは、語呂ワインとVINOTERASヴィノテラス。補助として、ソムリンTVとSommelier for Free ワイン講座を活用しました。

独学でもペースを保てるよう、ワイン受験ドットコムのワインスクール日程より、1~2週間早く終える計画を立てました。教本の最初から順番に進めたわけではありません。山崎先生の進め方を参考に、出題されやすい範囲から取り組みました。特にフランスとイタリアは、ゴールデンウィークまでに一度は学習を終えるつもりでした。

「学ぶ・思い出す・確かめる」を繰り返す

繰り返したのは、次の三つです。

  • 学ぶ:語呂ワインや教本で内容を理解する。
  • 思い出す:フラッシュカードで、覚えているか試す。
  • 確かめる:教本やGemini Notebookで確認する。

このサイクルを、できるだけ早く回しました。大切にしたのは、覚えきれていなくても先へ進むことです。

暗記は、思い出そうとすることで強化されると考え、復習を重ねました。翌日、3日後、7日後、30日後に振り返る。あるいは、「一昨日・昨日・今日」の範囲を重ねて学ぶ。忘却曲線を意識した復習と、スライド学習を取り入れました。

一度で覚えきろうとするのではなく、何度も戻って確かめる。その方法で進めていきました。

5月からは、比較して飲む習慣をつける

5月からは、二次試験のテイスティングも意識し始めました。山崎先生の赤・白それぞれの基本3品種と生産国を頭に入れ、組み合わせが重ならないように、エノテカで2本ずつ購入しました。比較しながら飲むことを習慣にしたのです。

最初は、品種の比較です。シャルドネなのか、リースリングなのか。次に、国を比べます。同じシャルドネでも、アメリカなのか、フランスなのか。

基本品種は、二次試験までに確実に分類できるようにしたい。一方、国の判別は感覚的な部分も大きく、プロや上級者でも必ず当てられるものではないと理解していました。まずは、旧世界か新世界かを分類できればよい、と考えていました。