ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 小瓶 探歩さん
第1章: 受けてみたい。でも、暗記が心配だった
暗記嫌いの私が、ワインエキスパートに合格するまで
2026年、ワインエキスパート試験に、一次・二次ともに一度で合格しました。
勉強は、ほぼ独学です。継続的にスクールへ通うことはせず、対面で受講したのは、ワインスクール山崎塾の二次試験対策講座、2日間だけでした。そのほかは、オンライン講座や動画、問題演習を活用しました。費用も、主にワインの購入と、テイスティングに出かけるために使いました。
こう書くと、勉強が得意な人の話に見えるかもしれません。けれど、私は暗記が苦手です。正直に言えば、大嫌いでした。
最初から合格する自信があったわけではありません。分厚い教本に圧倒され、模擬試験の結果に不安を感じ、本番でも迷いました。それでも、自分に合う方法を探しながら、少しずつ前へ進みました。
これは、そんな私が合格するまでの記録です。
無料オリエンテーションで全体像を知る
ワインエキスパート試験に興味を持ったのは、2025年12月でした。インターネットで調べるうちに、ワイン受験ドットコムを見つけました。翌年1月12日、山崎先生の無料オリエンテーションを予約し、18日に受講しました。
そこで、一次試験と二次試験の全体像を知りました。小瓶を使ったテイスティングの練習方法も教わり、準備の進め方が見えてきました。
合格を確率で考えると、見通しが立った
私にとっての鬼門は、やはり一次試験です。ただ、四択なら、半分を確実に正解できれば、残りは同じ選択肢を選んでも受かるのではないか。実際には、分からない問題でも、もう少し選択肢を絞れるはず。そんなふうに考えると、少し見通しが立ちました。
二次試験についても、山崎先生は確率で捉えていました。1回の合格確率を75%とし、それぞれの受験を独立と考えれば、4回受けて少なくとも1回合格する確率は、1-(0.25)⁴で約99.6%になります。実際の合格率と経験に基づく計算ですが、数字に置き換えることで、受験への心理的なハードルが下がりました。
山崎先生からは、「昨年は合格者が少なかったので、今年はチャンスです」といった趣旨の話もありました。
今年、受けてみよう。
背中を押され、帰り道に「一日一問メルマガ」を申し込みました。
暗記用の呪文や替え歌を探した
それでも、暗記への不安は残っていました。メドック61シャトー、イタリア20州。調べるほど、覚えることの多さが見えてきます。そこで、暗記用の呪文や替え歌を探しました。
Wine Loadの61シャトーの呪文。ワインざんまいの、ボルドー格付け、黒ブドウと白ブドウのシノニム、赤と白のDOCGの替え歌。ダウンロードして、とにかく繰り返し聴きました。
暗記が苦手で、しかも大嫌いな自分が、本当に最後までやっていけるのだろうか。まずは、その苦手に取りかかるための工夫から始めました。