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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 宮丸明香さん

第3章 一次試験対策: 教材は最低限に、模試はやればやるほど強化すべき点がわかる

(前半)

教材は最低限に

教本が届くまでの間は、ワイン受験.comで情報を収集したり、無料で見れる範囲の動画を視聴したりして予習していました。

学習に使用した教材はこちらです。

  • 教本
  • 杉山明日香さん著「受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座」
  • 動画のスライドまとめ用のノート

教材を多く持っても情報整理が大変になると思い、教本をベースに、動画を見てスライドを書き写し、わかりにくい部分を参考書でカバーする方法で勉強しました。

勉強のペースは週5時間を目標に、毎日早朝に30分から1時間、足りない分を週末に補うようにしました。インプットは、動画を1日1~2本見ながらノートにまとめ、必要に応じて教本にマーカー・書き込みをしました。アウトプットはワイン受験.comの問題集を活用。各項目の動画を見終えたら問題集を解き、間違えた問題は教本(時々参考書のほうがわかりやすいことも)を見て覚え直し、6割正解できたら次項へ進みます。

学習が遅れ、項目ごとの重要度を抑えておくべきだったと反省

ところが5月下旬に差し掛かったところで、当初計画していた予定よりもだいぶ遅れていることに気づきました。覚え直しに時間をかけてしまい、時間が足りなくなってきたのです。今回の反省点の一つです。

こうならないためにも、まず初めにサイト内【勉強の順序について】を読んで大筋を立て、さらに各国の学習を始める前に各項目の重要度を知っておくことをおすすめします。同じ国の中でも、力を入れて覚える項目、ある程度流してもOKな項目を把握しておくだけで、効率よく勉強することができたと思います。

(後半)

模試はやればやるほど強化すべき点がわかる

7月からは、ひたすら模試をこなす予定でしたが、学習の遅れを解消できずインプットと並行して模試をこなすようにしました。最初のうちは、結果は散々。覚えたはずのところが頭に入り切っていないという現実に直面し焦りを感じました。しかし山崎先生の「7月末までにC判定が取れれば勝算あり」との言葉を信じて、諦めずに勉強を続けました。

何度か受けてみると自分の得意・不得意がわかるようになり、自然と強化すべき点が洗い出されていきます。間違えた問題は、都度、教本とノートで確認。必要に応じて苦手項目の問題集を解き直したりもしました。(山崎先生からは100回は解きましょうと言われました。回数をこなすことが重要でしたが、私は最終的に10回しか受けられませんでした)

この頃からは週に5時間などとも言っていられず、「とにかくできるまでやる!」という姿勢で机に向かいました。週末に長めに一人の時間を設けてもらうなど家族にも協力してもらいました。

直前講座の効果は抜群、結果が出ず焦るも、最後の粘りで一発合格!

7月中旬には1度だけでしたが、山崎塾の一次試験直前講座に参加。最後まで苦手意識の拭えなかったボルドー・ブルゴーニュ・シャンパーニュを整理しながら覚え直すことができ、その後の模試でも手応えを感じられるようになりました。また実際に山崎先生にお会いできた嬉しさと共に、一次試験突破を目指して奮闘する方々と一緒に学ぶ時間が持てたことは、モチベーションの維持にもつながりました。

ここまでしても、なかなか結果が出ずいよいよ諦めようかと思ったのですが、8月2日の模試でやっとC判定が出てなんとか気持ちを立て直し、最後までやれるだけのことをやろうと力を振り絞りました。

先生のアドバイス通り8月中旬と月末に試験の予約を入れておき、2回目で通ればよしと考えていましたが、なんと1回目で合格!! 最後まで諦めずに粘った甲斐がありました。

本番は模試にはなかったような問題もいくつかあり、かなり難しく感じました。自信あり5割、絞り込みまでできたのが4割、お手上げ1割という感触でしたが、それでもなんとか合格にこぎつけたので、結果オーライということで、二次試験に向けて気持ちを切り替えました。