ワイン受験.comロゴマーク ログインはこちらから Googleでログイン

ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス えーちゃん

第4章 二次試験 〜 SNSとは距離を置く

一次試験に合格してからすぐに二次試験の対策を始めました。私は、主に次の1.〜3.の対策を行いました。

1. 山崎先生の「テイスティング理論講座」への参加

実は、一次試験を受ける前から「テイスティング理論講座」に申し込んでいました(笑)この講座ではテイスティングはせずに、二次試験で合格に必要な点数を取るためのメソッドをひたすら叩き込まれます!

独学で受験する方も、可能であればぜひこの講座は受けたほうがいいと思います。私は、当日どの選択肢を選んだらいいか迷った箇所は全部このメソッドを信じて解答しました。4品種のうち1品種しか当てられなかったのに合格できたのは、この講座のおかげだと思っています!

2. エノテカさんでの二次試験対策用ブラインドテイスティングに参加

どうしても理論武装だけで合格するのは難しいと思ったので、あわせてブラインドテイスティングの練習もしたいと思い、合計3回参加しました。最初のオリエンテーションで山崎先生が小瓶で練習する方法を推奨されていましたが、残念ながら私は一度もできませんでした。

普段食事と一緒にワインを飲むのが習慣になっていることもあり、なかなか家族の理解を得ることや食事の時間とは別にテイスティング練習用の時間を確保することが難しかったことが理由です。だからといって練習を全くしないわけにはいかないので、エノテカさんで開催されている二次試験対策のブラインドテイスティングに参加することにしました。

参加してみた感想としては、回を重ねるごとに徐々にテイスティングシートへの記入がスムーズになり、参加したおかげでテイスティングの際のフォームと時間配分の感覚を掴むことができたので、とても有意義な時間だったと思います。私のように家でブラインドテイスティングの練習をすることが難しい方は、ぜひこのような機会を活用してみるといいと思います。

3. 食事と一緒にワインを飲む時でも、必ずテイスティングコメントを考える

どんなワインを飲んでもテイスティングコメントをスラスラと答えられるように、まっさらなテイスティングシートを沢山コピーしておき、毎日ワインを飲む時にテイスティングシートにチェックをつけながら飲んでいました。もちろん品種や生産国等は分かった状態で飲んでいたのですが、毎回、品種に対してコメントの方向性がズレていないかの確認を行うようにしていました。その際に、とても役に立ったのが『富田葉子のテイスティング虎の巻』でした。品種ごとにどんなコメントを選択すればよいかが分かりやすくまとまっていたので、大変参考になりました。

他に二次試験に向けて心がけていたことは、とにかく緊張しないことと体調管理をしっかりすることです! 私は体調にムラができないよう、仕事の日も休みの日もなるべく同じ時間に起床・就寝する生活を心がけていました。試験当日ももちろんいつもと同じ時間に起き、普段通りに朝ごはんをしっかり食べて時間に余裕をもって会場に向かい、落ち着いた気持ちで試験時間を迎えました。試験当日だけ急にいつもと違う行動をすると絶対に緊張してしまうなと思ったので、とにかく「いつも通り」でいることを意識して行動しました。

SNSとは距離を置く

また、SNSでいろいろ情報を調べてしまうと余計な先入観が邪魔をしてしまうので、二次試験の日程が近付いてきてからはなるべくSNSの情報を見ないようにしていました。中には「今年はこの品種が出されそう」等という予想をされている方もいたようなので、そういう情報に惑わされたくない方は、二次試験前の数週間はSNSと距離を置いてみてもいいかもしれません。