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イタリア・DOC

日本ソムリエ協会教本2024 P.201〜284

イタリアのDOC(重要度B)

P.270〜の表をごらんください。イタリアには333個のDOCがあります。(2021年の教本では332個、2022年の教本で2つ減り、3つ増えて333個になりました。)これらはDOCGに次いで重要なイタリアを代表するワインです。しかし数が多すぎて全部覚えるのは無理です。

333個のDOCの中で重要なもののみが、各州のページで「主要なDOP(DOC)ワイン」として解説されています。

その中でも重要なものは下記のとおりです。絞り込んで覚えることをおすすめします。マーカーで線を引くと良いでしょう。

ピエモンテ州
バルベーラ・ダルバ、ドルチェット・ダルバ、ランゲ、ネッビオーロ・ダルバ
リグーリア州
ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックア、オルメアスコ・ディ・ポルナッシオ、チンクエ・テッレ
ロンバルディア州
オルトレポー・パヴェーゼ
トレンティーノ・アルト・アディジェ州
テロルデコ・ロタリアーノ
ヴェネト州
ヴァルポリチェッラ・リパッソ
トスカーナ州
ポミーノ、ボルゲリ
ウンブリア州
オルヴィエート
マルケ州
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ
ラツィオ州
エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ、フラスカーティ
アブルッツオ州
モンテプルチャーノ・ダブルッツオ
モリーゼ州
ビフェルノ
カンパーニア州
ヴェズヴィオ
プーリア州
カステル・デル・モンテ
カラブリア州
チロ
シチリア州
エトナ、マルサーラ
サルデーニャ州
ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ

ポイント

覚えるときは、下記のポイントに注目してください。

  • DOCの名前
    カタカナでかまいません、声に出して覚えましょう。
  • 何州で生産されているか
    ほとんどの問題は「○○州で生産されているDOCを選びなさい」です。
  • 主たる品種
    品種名がDOCの名前に入ってないものが出ますので、そこを集中して暗記しましょう。例えば、Barbera d'Alba はバルベーラという品種名が名前に入っていますので出題されません。一方、Oltrepò Pavese のように品種名が入っていないものは出やすいのです。
    また、たくさんの品種がブレンドされているものは、主要品種を一つだけ覚えておけばOKです。
  • ワインのタイプ(赤白ロゼ、スパークリングなど)
    赤のみ、白甘口、発泡など特徴があるものが良く出題されます。
  • 何かエピソードがあるもの(各州の解説に書かれています)
    例: Cinque Terre 「世界遺産に登録されている絶壁の段々畑」P.217左

例題: 次のイタリアDOPワインの中から、カラブリア州で最も有名な銘柄で、赤ロゼはガリオッポ、白はグレーコ・ビアンコから造られるワインを選んでください。

  1. Vernaccia di Oristano
  2. Cirò
  3. Pomino
  4. Frascati

正解: 2

例題: 次のイタリアDOPワインの中から、イギリス人ジョーン・ウッドハウスが1773年に白ワインにアルコールを添加して造ったワインを選んでください。

  1. Orvieto
  2. Sizzano
  3. Marsala
  4. Bolgheri

正解: 3

問題集をやりましょう

要点を一通り整理したらワイン受験.comの問題集をやりましょう。問題を解くと、問われるポイントが具体的にわかります。そのため、問題を解きながら覚えるのが一番効率の良いやり方です。最初は教本を見ながら1問ずつ解きましょう。

ワイン受験.comの問題集には、出題の可能性があるほとんど全ての問題を用意しています。問題集をきちんとやれば、必ず合格できます。