料理・イタリアの地方料理
日本ソムリエ協会教本2022 P.766〜781(料理は各章に分散して記載)
イタリアの地方料理(重要度A)
イタリアの地方料理とワインの相性は、下記のところに分散して記載されています。
- ヴァッレ・ダオスタ州: P.586
- ピエモンテ州: P.589
- リグーリア州: P.595
- ロンバルディア州: P.597
- トレンティーノ・アルト・アディジェ州: P.601、P.602(北部と南部に分かれています)
- ヴェネト州: P.604
- フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州: P.609
- エミリア・ロマーニャ州: P.611
- トスカーナ州: P.615
- ウンブリア州: P.619
- マルケ州: P.621
- ラツィオ州: P.624
- アブルッツォ州: P.628
- モリーゼ州: P.629
- カンパーニア州: P.632
- プーリア州: P.635
- バジリカータ州: P.637
- カラブリア州: P.639
- シチリア州: P.641
- サルデーニャ州: P.644
全部は覚えきれないと思いますが、なるべくたくさん覚えましょう。問われる事は下記のとおりです。
- その料理が、何州の料理かを問う
- その料理に、合わせるワインを問う
料理の名前は、イタリア語、日本語どちらでも問われます、両方覚えましょう。
例題: 次の中からイタリアの地方料理または食材、Tajarinから連想される地方として最も適切なものを選択してください。
- ロンバルディーア州
- サルデーニャ州
- ピエモンテ州
- ラツィオ州
正解: 3
料理に合わせるワインは、原則としてその地方のワインです。また、下記の問題のように、通常は選択肢にはその地方のワインは一つしかありません。したがって料理の地方をしっかり覚えていれば、合わせるワインは覚えていなくてもなんとかなります。
例題: 次の中からイタリアの地方料理、Ossobucoに合わせるワインとして最も適切なものを、地域性も考慮して選択してください。
- Gavi
- Colli Orientali del Friuli Refosco
- Oltrepò Pavese
- Aglianico del Taburno
正解: 3
この問題のOssobucoは、ロンバルディア州の地方料理です。この州のワインを選びましょう。
覚えきれないとき
数が多すぎて全部覚えきれない場合には、下記の州の料理だけでも覚えましょう。出題されやすい重要な料理です。
- ピエモンテ州の料理
- ロンバルディーア州の料理
- ヴェネト州の料理
- トスカーナ州の料理
- カンパーニア州の料理
分からないとき
覚えていないものが出題されたら、下記のように、料理名に地方を示す単語が入っていないか確認しましょう。地方を示す単語が見つかったら、その地方のワインを選びましょう。
- ミラノ風 (Milanese) → ロンバルディーア州のワイン
- ヴェネツィア風 (Veneziana) → ヴェネト州のワイン
- ボローニャ風 (alla Bolognese) → エミリア・ロマーニャ州のワイン
- フィレンツェ風 (Florentino) → トスカーナ州のワイン
- ローマ風 (alla Romana) → ラツィオ州のワイン
例えば「ミラノ風仔牛のカツレツ」が出題されたら、ロンバルディーア州のワインを選びましょう。「〜風」というのは他にもあります。教本をじっくり読んでみてください。
問題集をやりましょう
要点を一通り整理したらワイン受験.comの問題集をやりましょう。問題を解くと、問われるポイントが具体的にわかります。そのため、問題を解きながら覚えるのが一番効率の良いやり方です。最初は教本を見ながら1問ずつ解きましょう。
ワイン受験.comの問題集には、出題の可能性があるほとんど全ての問題を用意しています。問題集をきちんとやれば、必ず合格できます。