ソムリエ二次試験、出やすい生産国
ソムリエ、ワインエキスパート二次試験の出題は、昔は100%フランスワインでした。フランス以外の国のワインが初めて出題されたのは1999年で、イタリアワインが出題されました。そしてその後、2002年から米国やオーストラリアなどいわゆる新世界のワインが出題されるようになり、さらにここ5年間は日本ワインが毎年出題されるようになりました。
出題はフランスワインが中心となる
下記の表は、過去5年間に出題されたワインの生産国です。過去5年間でちょうど10ヶ国のワインが出題されました。前項で述べたように出題は基本品種が中心です。基本品種は全てフランスの品種ですので、どうしてもフランスワインが出題の中心となります。
順位 | 国名 | 出題率 |
---|---|---|
1 | フランス | 35% |
2 | オーストラリア | 17% |
3 | 日本 | 14% |
4 | イタリア | 9% |
アルゼンチン | 9% | |
6 | スペイン | 6% |
アメリカ | 6% | |
ニュージーランド | 6% | |
9 | ドイツ | 3% |
チリ | 3% |
今後出題される可能性のある国
さて、現在日本が輸入しているワインの生産国上位10カ国は下記の通りです。これらの国に日本を加えた11カ国が、出題される可能性のある生産国だと考えて良いと思います。
順位 | 国名 | 割合 |
---|---|---|
1 | チリ | 31% |
2 | フランス | 26% |
3 | イタリア | 19% |
4 | スペイン | 11% |
5 | オーストラリア | 4% |
6 | アメリカ | 4% |
7 | ドイツ | 1.4% |
8 | 南アフリカ | 1.3% |
9 | アルゼンチン | 1.2% |
10 | ニュージーランド | 0.7% |
これら上位10カ国の中で、まだ出題されていない国は南アフリカだけです。もしかしたら今後出題されるかもしれませんね。