ワイン受験.comロゴマーク ログインはこちらから Googleでログイン

テイスティング・コメントとは

あるワインの特徴を記録に残すため、あるいは人に伝えるために書かれる短い文章を「テイスティング・コメント」といいます。英語やフランス語で書く人もいますが普通は母国語で書きます。

下記は「アルザス・リースリング」というワインを飲んだときのテイスティング・コメントの一例です。

外観
澄んでいる。輝きのある、淡い、緑がかった黄色。粘性は弱い。全体に若々しい印象。
香り
強さは中くらい。レモン、ライム、グレープフルーツなど柑橘系の果実の香りが主体。スイカズラ、アカシアなど花の香りもある。わずかに石油のような香り。貝殻、石灰などミネラルを感じさせる香りもある。木樽からのニュアンスは感じられない。全体としてきれいな香りで、不快な香りは無い。典型的である。
味わい
アタックはやや弱い。甘味は全く無くドライ。酸味がとても強くシャープな印象。苦味は感じられない。フレッシュな果実風味でミネラル感のある味わい。アルコールのボリュームは中くらい。余韻は短い。上品で小さくまとまったワイン。

この例はわざと教科書的に書きましたが、実際には分かり切っている事は省略する事も多く、一方でもっと私的な感想を書き込む事もあります。

テイスティング・ノート1

私はもう30年近くの間、飲んだワインのテイスティング・コメントを小さなノートに書き込んでいます。上の画像をごらんください。今62冊目です。

テイスティング・ノート2

どんな感じで書いているのか、その中の1ページを紹介しますね。上の画像をクリックすると拡大します。