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二次試験について知ろう 9. 二次試験の配点

2017年から二次試験の回答項目別の配点が発表されるようになりました。下記の通りです。多少の変更はあるかもしれませんが、2018年も同様の配点になると予想されます。

1〜4は「テイスティングコメント」です。5〜8は「そのワインを当てる」という項目です。

回答項目別の配点
回答項目配点
1. 外観20%
2. 香り28%
3. 味わい20%
4. その他の項目10%
5. 収穫年3%
6. 生産国6%
7. 品種9%
8. ワイン以外の飲料1本につき2%(注)

注: ソムリエは、ワイン以外の飲料の出題は2本なので4%、ワインエキスパートは1本なので2%となります。

重要な項目はどれ?

上記の表を一見すると、「香り」の配点が一番高く重要そうに見えます。一方で「生産国」、「品種」、「ワイン以外の飲料」の配点は低いので、あまり重要ではないのかな、とも思えます。

しかしそうではありません。項目によって回答すべき個数は異なるのです。例えば、2017年のワインエキスパート二次試験では、香りの項目は合計59個もの回答が求められました。そのため1個あたりの配点はとても低くなります。

2017年のワインエキスパート二次試験を例に取り、全ての項目について100点満点換算で1個あたりの配点を計算してみました。ソムリエもだいたい同じになります。

回答1個あたりの配点
回答項目配点回答個数1個あたりの配点
外観20%320.63
香り28%590.47
味わい20%280.71
その他の項目10%140.71
収穫年3%40.75
生産国6%41.50
品種9%42.25
ワイン以外の飲料2%12.00

1個あたりの配点を計算すると、「生産国」、「品種」、「ワイン以外の飲料」が重要であることが見えてきますね。

生産国と品種を外すと挽回は難しい

さて、1個あたりの配点が最も高いのは「品種」です。最も低いのは「香り」で、両者の間には4.7倍の差があります。各項目について「香り」の何倍の配点があるか計算してみました。

「香り」の何倍の配点があるか
回答項目1個あたりの配点香りの何倍か
外観0.631.3
香り0.471.0
味わい0.711.5
その他の項目0.711.5
収穫年0.751.6
生産国1.503.2
品種2.254.7
ワイン以外の飲料2.004.2

これはつまり、もしも品種を1個外したら、香りを人よりも5個多く当てないと、その分は挽回できない、ということです。生産国と品種を両方外したら、香りを人よりも8個多く当てないと挽回できません。

香りの項目は、正解にかなりバラツキがあり、いくらがんばっても一定以上の点を取ることは困難です。よほど運が良くないと、人より5個とか10個とか多く正解することはできないと思います。あまり差がつかないのですよ。

外観、香り、味わいなどの回答項目をおろそかにしてはいけません。しかし「人より良い点を取る」ということに着目した場合、一番効果的なのは生産国、品種、ワイン以外の飲料を当てることです。