ソムリエ二次試験、外観のコメント、外観の印象
4. 外観の印象
ここでは、ワインの見た目の印象から、ワインの新旧や、原料ブドウの成熟度などを表現します。ソムリエ、ワインエキスパート二次試験では、下記の2種類の用語を組み合わせて表現します。
ワインの新旧
見た目が新しい(色あざやか、白なら緑色が強い、赤なら紫色が強い) → 見た目が古い(色あせた)と考えてください。
度合い | 二次試験で使われる用語 |
---|---|
1 | 若々しい |
2 | やや発展した(白)/ 若い状態を抜けた(赤) |
3 | 熟成のニュアンスが見える(白)/ やや熟成した(赤) |
4 | 熟成した |
5 | 酸化熟成のニュアンス |
6 | 酸化が進んだ |
7 | 完全に酸化した |
ブドウの成熟度
ワインの熟成度ではありません。原料のブドウが太陽の光や温度により、どれくらい成熟した果実になったかです。ごく簡単に言えば、ワインの色が淡いか濃いかと考えてください。
度合い | 二次試験で使われる用語 |
---|---|
1 | 軽快な |
2 | 成熟度が高い |
3 | 濃縮感が強い |
試験テクニック
白ワインも赤ワインも、ワインの新旧から1つ、ブドウの成熟度から1つ選ぶのが基本です。しかし、片方から2つ選んでもかまいません。
白ワイン
ワインの新旧からは原則として「若々しい」を選びましょう。これ以外が正解となる白ワインが出題される事はまずありません。
ブドウの成熟度からは原則として下記のように選びましょう。どちらか迷ったら「成熟度が高い」を選ぶことをおすすめします。
- 色の淡い白: 軽快な
- 色の濃い白: 成熟度が高い
赤ワイン
ワインの新旧からは原則として下記のように選びましょう。どちらか迷ったら「若々しい」を選ぶことをおすすめします。
- 紫色が強い赤(あざやか): 若々しい
- 紫色が弱い赤(くすんだ): 若い状態を抜けた
ブドウの成熟度からは原則として下記のように選びましょう。どちらか迷ったら「成熟度が高い」を選ぶことをおすすめします。
- 色の淡い赤: 成熟度が高い
- 色の濃い赤: 濃縮感が強い