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受講生の声・R.Uさん

第2章 二次試験当日はシャブリでうがいをしてから会場に向かった

二次試験対策

  • 山崎先生の「テイスティング理論講座」2日間
  • 山崎先生の動画解説付きの基本6品種特別ハーフボトルセレクション
  • C1000タケダを1ケース購入して小瓶集め
    (飲み切るのが想像以上に大変だったので早めに準備されることをお勧めいたします。)
  • 富田葉子先生の「テイスティング虎の巻」
  • ヴィノテラス佐々木健太先生のyoutubeとオンライン授業数回

一次試験合格まで、二次対策は何も行っていなかったのですが、合格前に山崎先生の「テイスティング理論講座」を申し込みました。先生は過去の統計をとり、ソムリエ協会が求める、正解とするコメントシートの書き方を教えて下さいます。

よく出題される品種=基本品種は、それぞれの生産国で特徴があるのでまずはそこを抑えて、ゆとりのある方はその他の品種に取り掛かることをお勧めいたします。ブラインドテイスティングでよく分からなくなった時は、コメントシートを見ながらオープンテイスティングしたりもしました。

富田先生の「テイスティング虎の巻」の付録についている出題分析データ集も役立ちました。

一次試験は独学でしたが、二次試験は自分の解釈が合っているかどうか自信が持てなかったので、オンラインスクールのヴィノテラスの授業を何度か受講しました。

小瓶のブラインドテイスティングは山崎先生が紹介して下さっているやり方で毎晩行いました。知識を整理して、考えながら飲むワインは辛かったですが、テイスティングを繰り返しました。

コメントシートについて

年々「品種」の配点が高くなっているので品種を当てることは大切なのですが、ソムリエ協会は「目の前にあるワインをどのように分析してその品種を導いたのか」という過程を見ています。もちろん品種が当たるに越したことはありませんが、コメントの方向性が正しければ合格します。品種を決め付けるのではなく、目の前のワインに素直に向き合うと良い結果が出ると思います。

その他のお酒について

  • 大手ワインスクールのその他のお酒セット

ソムリエ試験に関しては、その他のお酒が2種類出題されるので疎かに出来ません。私はその他のお酒セットを購入して対策しました。お酒に詳しい方は大丈夫だと思いますが、あまり経験のない方は早めに取り掛かることをお勧めいたします。

今年は一部の会場で誤って供出されたことが確認され全員が正解になり悔しい思いもしましたが、勉強したら必ず点数が取れるところなので頑張って下さい! 当日は琥珀色のラムが出題されたのですが、友人は透明なラムで対策しており答えられなかったそうなので、同じお酒でも色の違いもあることを含めて色や度数の違いで整理されると良いと思います。試験本番は緊張が増して分かり辛く感じたので、独学の方も一、二回はワインスクールの本番実践の講座を受けられると良い練習になるかと思います。

論述試験について(三次試験の実技と合わせて審査)

  • 方眼ノートに予想される問題を仮定して対策

ソムリエ試験は二次試験当日、論述試験も行われます。ほぼ毎年ペアリングの問題が出題されていて、想像もしない問題(幸い今年はありませんでしたが)も出題されています。出来る対策をして、書くことに慣れてから本番に臨まれると良いと思います。

二次試験本番

試験当日はシャブリでうがいをしてから会場に向かいました。

論述試験: 20分間

論述は20分間で3つの問題が出ました。書く内容を考えている暇なく埋めなくてはなりません。私自身、沢山書く練習をしていたのに時間はギリギリでした。

「その事柄について1つを挙げ…」など指示が書いてあるので、則した内容を書くように気を付けましょう。予想通り、準備したペアリング問題も出題されたので嬉しかったです。

テイスティング試験: 40分間

論述が終わるとすぐにテイスティング試験です。論述試験中にワインが配られているので、外観は見ることが出来ます。

いつも通り、白ワイン→赤ワインの順番でテイスティングしましたが、白ワインは温度が高くなってくると特徴を捉えやすいと個人的に感じていたので、時間が経ってからまた戻って確認しました。

迷いが生じて「え?何これ!全然分からない!」と、色々な思いが込み上げて来ましたが笑 落ち着いて普段勉強してきたことを信じてコメントシートを書きました。

確信が持てた品種はありませんでした。なので、品種を決め付けることなく、分からないなりに目の前のワインに向き合ってコメントシートを書きました。品種が特定出来れば、特徴香を選んでも良いと思いますが、冒険するよりも、どう転んでも得点できそうな無難なコメント選びを徹底しました。

練習の時から、軽い白はこれ、重い赤ならこれを選ぶなど、”無難な回答=よく正解となっているコメント”を用意しておくと安心です。

※ コメントの選択数はワインによって違いました。マークシートに選択数が記載されているので気を付けてマークして下さい。多くマークをしてしまうと全て不正解になってしまいます。

その他のお酒はアルコール度数が高いので、ワインを終えてから最後にやりました。

結果

山崎先生のお陰で奇跡的に収穫年が全部正解できたことは嬉しかったです。3の赤ワインの正解はアメリカのメルローでした。試験にメルローが出たことも驚きましたが、全く対策していなかったのでメルローという選択肢があったことすら見えていなかったことも反省です。

とても美味しいワインで甘い樽香を感じたためアメリカは選択できましたが、CSと答えました。コメントの方向性が正しければ、品種を当てられなくても合格出来ることを身を持って実感しました。