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受講生の声・冨永真奈美さん

第3章 最後まで自分を信じる

ともあれ、8月末に1次試験の日を迎えた。家族に「何年浪人しても誰も怒らないからがんばっといで!」と送り出された。確かに誰も怒らないが、受験料はこれ以上払いたくない。2回のうちに合格を決めよう。

テストセンターで行われるCBT方式の試験には賛否両論聞かれるようだが、私個人はこの方式のほうが好きだ。まるで自宅でパソコンを使って勉強しているように試験を受けられるからである。とはいえ問題はなかなか手強く、じわじわと不安が込み上げてくる。

基本的な問題をこぼさず正解をかき集める

しかしあることに気付いた。問題の問われ方はなじみがなかったりするのだが、消去法でかろうじて選択肢を絞っていけるのだ。全問正解でなくても合格はできるから、分からない問題にはあまりとらわれず、それよりは明確に答えが分かる基本的な問題をこぼさず正解数をかき集めるよう進めていく。

「ダメでも明日がある」と終了をクリックすると、「合格」の2文字が目の前に躍り出た。しばらく席から立てず、その2文字をまじまじと眺めてしまった。ああ、これで今日から晩酌ワインを好きに楽しめる!と思った。

まだ好きなようにワインが飲めない!だけどけっこう幸せ

しかし、考えが甘かった。2次試験のワインテイスティングの練習は酔っていては良い成果が出ないのだ。好きにワインを飲めるのは1日の最後だが、ワインを口にしながらの実戦練習だからけっこう張り切ることができた。

2次試験対策においても、基本的にワイン受験comと山崎先生のアドバイスのみを取り入れた。迷ったり時間を無駄にしたりしないためだ。ワイン受験com にて、2次試験の概要、テイスティングコメントの書き方、品種の特徴やその区別の仕方を熟読して知識を得る。

自宅で基本品種を徹底練習

これと並行してオペラワインで山崎先生監修の基本6品種セットを購入し、まずは6品種のみを徹底的に実践練習した。「試飲し、コメントを記入し、模範解答を見て修正し、品種の特徴やトレーニングのポイントと照らし合わせる」というサイクルを何度も繰り返した。

こうすると、品種の違いが知識として頭に入ってくるとともに、体も違いに反応してくれるようになる。テイスティングの練習はスポーツの練習と同じと書いてあったが、その通りだと思う。ほどなく自宅にある6品種はすべて当てられるようになった。意外だったのは、ビール党のだんなさんがその6品種を気に入ったこと。素人にワインについて説明することで、「ソムリエ」の気分を味わえたのがおもしろく、勉強にもなった。

大手スクールの二次試験対策も受講

同じ基本品種でも多様な香りや味わいにふれるため、さらにその他の応用品種やお酒について学ぶために、大手ワインスクールの2次試験対策にも参加してみた。スクールの先生方のコメントもとても役立つ内容が多く、「もしものための」応用知識として頭にストックしていった。

ただ、スクールで出されるワインの品種やコメントが当てられなくても気にしないように心掛けた。心身ともに疲れ切った夕方に参加することもあるため、体が素直に反応しているとはいいがたいからである。だからどちらかというと復習を重視し、何度も解答例を見直して各品種の傾向をつかむようにした。最終的に、教本の官能表現チャートとのマッチングを行うことで、理解を深めるようにした。

ワインバーにも行った

ワインバーやワインストアで供される2次対策用テイスティングセットも試してみた。そこで働くみなさんも受験者または資格保持者が多いから、とても親切で協力的に接してくれたのがありがたかった。ただしそこでも気を付けたのは、いろいろな品種に「深入りして悩まない」こと。とにかく基本6品種に絞って練習を続けていった。

こうした練習が功を奏して、2次試験では、白2品種、赤2品種、ワイン以外のお酒をすべて当てることができた。我ながらよくがんばったと思う。10月18日に発表された通過者速報で自分の名前を見つけた時、思わず机につっぷして大きく息を吐いた。それから家族に合格を知らせた。ああ、これでほんとにほんとに、今日から晩酌ワインを好きに楽しめる!と思った。