SAKE DIPLOMA二次試験の出題傾向
日本酒の出題傾向
出題の基本パターン
SAKE DIPLOMAの二次試験では4種類の日本酒が出題されますが、出題には一定のパターンがあります。パターンから外れる年もありますが、下記が基本の出題パターンだと考えることをおすすめします。
- 純米大吟醸酒または大吟醸酒が1つ出題されます
- 純米吟醸酒または吟醸酒が1つ出題されます
- 速醸系酒母の純米酒または本醸造酒が1つ出題されます
- 生酛山廃系酒母の純米酒が1つ出題されます
4種類の中の1つがアル添
上記の4種類の中の3つは純米系のお酒(純米大吟醸酒、純米吟醸酒、特別純米酒、純米酒)となり、残り1つがアルコール添加されたお酒(大吟醸酒、吟醸酒、特別本醸造酒、本醸造酒)となるのが出題の基本パターンです。
4種類の中の1つが生酛山廃系
上記の4種類の中の1つが生酛山廃系酒母を使ったお酒となるのが出題の基本パターンです。生酛山廃系酒母のお酒は純米酒が一般的なので、今までの出題では色の濃い山廃純米酒などが良く出題されています。生酛大吟醸酒のような酒は分かりにくいので出題されにくいと思います。
焼酎の出題傾向
出題される焼酎
下記の焼酎がまんべんなく出題されると考えることをおすすめします。そば焼酎はアレルギーを発症する人がいるので出題されにくいと思います。
- 麦焼酎
- 米焼酎
- 芋焼酎
- 黒糖焼酎
- 酒粕焼酎(粕取り焼酎とも言いますが、教本には酒粕焼酎と記載されています)
- 泡盛
蒸留方法
減圧蒸留と常圧蒸留がまんべんなく出題されますが、焼酎の種類によって傾向が異なります。
- 麦焼酎: 減圧の麦焼酎は特徴が少なく分かりにくいので、常圧が良く出題されます。
- 米焼酎: 米焼酎は減圧が一般的なので、減圧が良く出題されます。
- 芋焼酎: 芋焼酎は常圧が一般的なので、常圧が良く出題されます。
- 黒糖焼酎: 黒糖焼酎の最大手2社は減圧ですが特徴が少なく、特徴が良く出ている銘柄は常圧なので、常圧が良く出題されます。
- 泡盛: 泡盛は常圧が一般的なので、常圧が良く出題されます。
アルコール度数
下記の傾向を覚えておくことをおすすめします。
- 泡盛、黒糖焼酎は、多くの銘柄が30度です。
- 麦焼酎、芋焼酎、米焼酎は、多くの銘柄が25度です。
- 宮崎県の芋焼酎は、例外的に20度の製品があります。
- 各焼酎とも、原酒(割り水をしていない製品)は40度程度になります。
アルコール度数を判別できるようになると、焼酎を当てやすくなります。例えば30度だと判断できれば、泡盛または黒糖焼酎以外の可能性はほとんどありません。