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テイスティング・コメントの選び方・味わいの苦味

苦味、旨味とは

日本酒に苦味と旨味をもたらすのは各種アミノ酸が中心です。また有機酸の一つのコハク酸も苦旨味のような味覚をもたらします。

SAKE DIPLOMAでは、苦味と旨味をセットにして、「苦味」の項目で下記のように表現します。数字が大きいほど強い苦味と旨味を表現していると考えてください。

  1. 控えめ
  2. 穏やかな
  3. コク(深み)を与える
  4. 旨味をともなった
  5. 強い(突出した)

酸味と同じように弱い〜強いではなく、形容表現を用います。

選択の指針

ここは通常1個選択することが求められます。酒質に応じて、下記のように選択することをおすすめします。

純米大吟醸酒、大吟醸酒

このタイプには、苦味や旨味が強い酒はあまり無いと思います。2. 穏やかな を選択することをおすすめします。

純米吟醸酒、吟醸酒

このタイプは、通常は香味が穏やかになります。2. 穏やかな を選択することをおすすめします。特にスッキリしたタイプの場合は、1. 控えめ が正解になることもあります。

速醸系酒母の純米酒

このタイプは、2. 穏やかな を選択することをおすすめしますが、香味が濃厚な場合には 3. コク(深み)を与える が正解になることもあります。

生酛山廃系酒母の純米酒

苦味と旨味を感じることが多いタイプです。4. 旨味をともなった を選択することをおすすめします。

熟成古酒

はっきりと苦味や旨味が感じられることが多いタイプです。4. 旨味をともなった または 5. 強い(突出した) を選択することをおすすめします。