ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス ゆーてーさん
第7章: 二次試験対策、2ヶ月で「知識」と「経験」を補う
合格の余韻もつかの間、誕生日を迎えた後は二次試験です。一次試験もそうでしたが、二次試験こそ、私がまったくやったことのない試験でした。ワインの見た目・香り・味わいを人の感覚で評価する、いわゆる官能評価をテイスティングで行う試験です。しかも、飲んだことのないワインで、ワインを数年~数十年楽しんできた人たちと勝負することになります。たった2ヶ月という期間で、どこまで対抗できるか。そんな挑戦としての二次試験対策が始まりました。
私には、知識も経験も足りていませんでした。そこで、この2つに集中することにしました。すぐにワイン受験.comの二次試験対策講座の記事を読み、必要な知識とやり方を押さえ、やるべきことを進めていきました。重点的に取り組んだのは次の4つです。
- 基本の赤・白それぞれ3品種ずつを、とにかく極める
- ブラインド(銘柄を隠した状態)で比較テイスティングをする
- 基本の回答パターンをそれぞれ暗記する
- 時間的に抑えきれない部分は知識でインプットする。
ワインの集め方
肝心のワインをどうするかが問題でした。ワイン受験.comでも必要なワインが紹介されていましたが大学生にしてはかなり高価なものがいくつかありました。そのため、ネットで全てそろえるのは少し難しいと感じました。
私の目的は、それぞれの品種の香りや特徴を知ることでした。そこで、1,500円から3,000円くらいで、単一品種で、なおかつ基本品種のどれかにあたるワインを、スーパーで買うようにしました。ワイン以外のお酒については、アカデミー・デュ・ヴァンの「その他のお酒」と「酒精強化ワイン」の小瓶セットをそれぞれ購入しました。
毎日のブラインドテイスティング
買ったワインは、二次試験対策講座に書かれている「小瓶詰め替え法」を使って小分けにし、シャッフルして毎日ブラインドテイスティングをしました。二次試験対策講座ではあまりおすすめされていませんでしたが、私は赤4種類・白4種類の計8種類を毎日やることも多くありました。
試せない品種は知識で補う
すべての品種を実際に試すことはできません。補いきれないところは、知識で補うことにしました。たとえば、ゲヴュルツトラミネール、ヴィオニエ、トロンテス、日本の甲州やマスカット・ベーリーA、ガメイといった品種、そしてワイン以外のお酒についても、それぞれどんな香りや特徴を持つのかを徹底的に調べてインプットしました。
とくにワイン以外のお酒については、山崎和夫さんの二次試験対策の動画講座と、オフラインの二次試験対策講座を受講しました。そこで挙げられていた頻出のワイン以外のお酒や酒精強化ワインを覚え、それぞれがどんな特徴や効果を持つのかを、聞かれたらすぐに答えられるところまで暗記しました。
オフライン講座は受けるべきか
動画講座と8月末に開かれるオフライン講座は、内容のほとんどが重なっていますが、オフラインでしか得られないメリットが2つあります。1つは、山崎和夫さんに直接質問できることです。もう1つは、過去の二次試験の内容について、統計的にどれくらい出ているかを理論立てて、戦略的に説明してもらえることです。たとえば「このコメントは何回中何回正解だったか」といった、データで分析された話を聞くことができます。
ですから、「誰にも聞かなくて、絶対に受かるほどワインの知識と客観性がある」「自分で統計分析ができ、これまでの試験の品種の傾向なども自分で分析・理解できる」という方であれば、オフラインには行かずとも大丈夫です。しかし、私を含め、ほとんどの人はそこまでできません。余裕のある方は、オフライン講座に行っておくことをおすすめします。
こうして、知識のインプットとテイスティングを、毎日地道に繰り返していきました。
まとめ:お金と時間をかけすぎない二次試験対策
- 得られること:ワイン受験.comで紹介されているワインを買うのが一番ですが、1,500〜3,000円の単一品種ワインをスーパーで買えば、品種ごとの香りや特徴をある程度学べます。
- 効率のよい進め方:小瓶詰め替え法とブラインドの場数をこなす。時間的に試せない品種やお酒は、香りと特徴を知識として覚えておいてください。それが本番で自分を助けてくれます(次の章で実例を書きます)。
- 講座のメリット:直接質問できる。頻出データの解説を聞けて、この不確実な官能試験に、少しでも確実に合格するための知識を得られます。つまり、オフラインを受けましょう。