ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 米津龍一さん
第2章: 二次試験対策、専門家に学ぶことが合格への近道
2次試験まで約1か月、ワインスクールに通うことにした
1次試験に合格したのは8月23日。2次試験までは約1か月しかなく、正直、1次試験に合格するとは思っていなかったため、対策はまったくしていませんでした。
そこで、効率よく勉強するため、テイスティングの対面授業があるワインスクールに通うことにしました。実際に取り組んで効果的だと感じたのは、次の4つです。
とにかく「素振り」をする
私が特に力を入れたのは、品種ごとに適切なテイスティングコメントを選べるようにする練習です。
例えば、アメリカのシャルドネなら、どのようなコメントを選ぶのか。実際にワインを飲まなくても答えられるよう、繰り返し練習しました。
品種ごとの特徴を頭に入れておけば、本番では香りや味わいから品種の見当をつけ、素早く解答できます。私は出勤前の時間を活用して、ひたすら「素振り」を繰り返しました。
模範解答を手に入れる
ワインスクールに通う大きなメリットは、実際にワインをテイスティングできることに加え、そのワインの模範解答をもらえることです。
模範解答があれば、自分で購入したワインを飲んだときも、選んだコメントが適切だったかを確認できます。
独学では、ブラインドテイスティングで国や品種を当てられても、テイスティングコメントが適切かどうか判断しにくいのが難点です。限られた時間で合格を目指すなら、正解を確認できる環境を整えることが重要だと感じました。
練習用のワインは、模範解答付きのセットがおすすめ
練習用のワイン選びには、かなり悩みました。私はコストパフォーマンスを重視し、ワインショップやインターネットで探して購入しました。
しかし、今振り返ると、ワインスクールが販売している模範解答付きのテイスティングセットを購入するのが、最も効率的だったと思います。単にワインを飲むだけでなく、正しいコメントと照らし合わせながら学ぶことが、合格への近道です。
練習する品種は、基本の6品種だけに絞らない
基本として、白はシャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、赤はカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シラーを重点的に練習するとよいと聞きました。
ただ、私自身は、それだけでは不十分だと感じました。後悔したくなかったので、白はゲヴュルツトラミネール、ヴィオニエ、トロンテス、赤はサンジョヴェーゼ、ネッビオーロ、テンプラニーリョも追加で購入しました。
実際、今年の2次試験ではゲヴュルツトラミネールとネッビオーロが出題され、ネッビオーロは正解できました。
もし追加の1万円を惜しんでいたら、合否を左右していたかもしれません。もちろん、すべての品種を完璧にするのは難しいですが、苦手な品種や基本以外の品種にも幅広く触れておくことが大切だと実感しました。