ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Y.Iさん
第2章 まとめ資料の作成と問題演習
教本の線引きに2ヶ月を費やす
まずは先生のアドバイス通りサイトの重要箇所をコツコツ教本に線引きしながら読んでいきます。今考えると勉強というよりは作業という感じになってしまっていたことが反省点です。内容を理解することより線を引くことが目的になってしまっていた感じです。自堕落な性格もあり、結局この作業で2ヶ月ほど費やしてしまいました。
線引きだけではダメ、まとめ資料の作成を決意
この時点で問題を解いても全く歯が立たないことがわかり、また参考書や教本を読み込んだだけではどうしても勉強した気にならないと判断し、フランスから順番に自分で資料をまとめていくことにしました。(概論やサービスの範囲は参考書の方がしっかりまとまっているので、基本的に各産地のみ)
ワイン受験.comや杉山先生の参考書、その他の受験用サイトの情報を参考にしながら、ワードやエクセルにそれぞれの項目ごとにその地域の概要や法律を打ち込みます。AOC名などは生産可能色ごとに色付けしたり、地図をデータで貼り付けたり、自分なりのゴロを書き込んだりしました。
自分だけの参考書を作り上げた
1つの地域をできる限り1〜2ページにまとめるようにして、問題演習後の確認が行いやすいよう一覧性を意識して作りました。きれいにまとめようというよりは、「ここを見れば答えが載っている!」という状態にした感じです。まとめが終わったら問題演習を50〜100問ほど行い、内容に不足がないかチェック。必要があればどんどん追記していきます。
完成した資料は印刷し、クリアファイルに入れて自分だけの参考書のようにしました。※恥を忍んでまとめノートの一部を添付します。
この戦略についてはある程度時間もかかりますし賛否両論あるでしょうが、個人的にはやって正解だったと思います。ワードで作ることによって、問題演習や最新の教本で情報に変更や追加があってもすぐに編集できます。資料もそのままコピペできます。
なにより自分でまとめると知識が体系化される気がしました。やっていくにしたがってまとめ方のコツも掴んでいき、かかる時間も少なくなっていきました。
まとめ資料作成後、問題演習に移行
問題演習も平行しながら、この作業を7月ごろまで続けました。
ほとんどの国や地域がまとまった段階で問題演習中心の学習に切り替えました。新しい教本に追加されたもの、まとめノートに載っていない情報などをどんどんアップデートしていきます。紛らわしい東欧の国々の情報をエクセルで一覧にしてみたりもしました。