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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Tactさん

第6章 一次試験のリアルな情報、注意したいこと

✅ 2020年7月下旬: 1回目の一次試験

夏も盛りに近づき、焼けるような日差しと茹だるような暑さの中、コロナ感染のニュース、在宅勤務、ワインエキスパートの勉強で判を押したような日々を過ごすうちに、ついに一次試験の日がやって来ました。

2020年の受験期間は7/20から9/6頃まで設定可能でしたが(私は2回分申し込みました)、早く判定が出ればその分早く対策が出来るので1回目の受験日を7/27に設定しました。

一次試験で注意したいこと

1. 出題の順番はバラバラ

一次試験本番は各分野からランダムで出題されます。覚悟をしていないと、いきなり後頭部からどつかれるような感覚になりますので心の準備が必要です。私の第1問目は: 「オーストリアの『○○の料理』は何か」と問われ絶句しました。のっけから後頭部キック炸裂です。

そのあともオーストリアやニューワールドが立て続けに出題され、その分野をあまり勉強していなかった私はたちまち意気消沈。頭の中に?マークが充満し、次から次へと出される「そんな問題見たことないぞ!」という問題にスタンディングダウン、いや座ったままでしたのでシッティングダウンか? の状態になりましたが、それでも後半は、散々解いていた「反射神経的」な簡単な問題もしっかりと出題されていました。

焦ってはいけない

振り返ってみると、出題順がバラバラだっただけで、出題の割合は、あの2月の山崎先生のオリエンテーションで教えていただいた配分通りになっていたと思います。試験中、打ちのめされてもダウンは取られません。焦らないことです。

私は、各章の問題集ばかりを解いていて、模擬試験問題は仕上げ、くらいに思っていてあまりやっていなかったので、そのツケが出てしまったのです。これから受験する方は、各章の問題だけではなく、模擬試験問題も多くこなしておきましょう。

2. 試験時間は充分足りるはず

私の場合、ワイン受験.comの問題を多く解いていたことと、前述の難解な問題も多々出題されたことで「考える」必要がなかったため(考えても分からない問題があったため)、試験時間70分のうち20分ほど余ってしまいました。

CBT試験は、問題全体を見直したり分からない問題をスキップすることができる上、自分の解いていない問題を一覧表で確認することもできます。試験の残り時間は常時画面の隅に表示されます。私の試験会場(神奈川県川崎市の武蔵小杉)は、試験部屋に時計があったのでダブルで確認できました。

3. 難問・奇問はテキトーに

試験中あきらかに「そんなの知らないよ~」という問題に出くわすと思います。そんな時は「この問題はみんなにとっても難しい。解けるはずかない!」と思ってさっさと諦めましょう。それよりも、勉強してきた問題を落とさないことが重要です。

4. 本番の試験問題は問題集と微妙に違う

同じ内容を問うている問題でも、ワイン受験.comの問題集とその選択肢や言い回しが微妙に違っているものが見受けられました。また、CBTの問題はディスプレイに1問ずつ表示されるということと、文字の「フォント」が異なるので、ワイン受験.comの問題集の雰囲気とは少し異なっていました(PCの設定にもよりますが、私の試験端末は「メイリオ」のようなフォントでした)。

ただそうは言っても、問題集をこなしていれば特に気にする程のことでもないと思います。

5. 試験室に私物は一切持ち込めない

CBT試験の会場は、パーテーションで分けられた自習室のような感じの静まり返ったスペースで、色々な人がそれぞれのPCに向かい、異なったCBT試験を黙々と受けていました。スマホや腕時計はもちろん、飲み物や私物の筆記用具もメモ用紙なども持ち込みNGです。入室前に全てロッカーに入れて、ポケットも全て空にするよう指示されます。オリエン用紙と筆記用具は貸与されますが、試験終了とともに回収されます。

一次試験は夏場ですので、試験室に入る前には水分をしっかり摂っておくことも忘れずに。

6. 「試験終了」ボタンでいきなり合否表示

問題を全てマークし「試験終了」ボタンをクリックすると、いきなり眼前のディスプレイに合否が表示されます。与えられた試験時間をすべて使わなくてもOKです。

私の場合、一次試験を2回分申し込んでいたのと、前半の「○○の料理」問題やニューワールド系のものがあまり分からなかったショックで意気消沈(そりゃそうです。端折って勉強していた分野もあったので)。既に気持ちは2回目の試験をいつ受けるか、それまでどうやって勉強するかなどということで頭が一杯の状態で、半ば暗澹たる気持ちで「試験終了」ボタンをクリックしたところ.......

「合格」の文字が!

ん? え? 何この赤い文字?「合格」って何だよゴウカクって.......!! 呆然として、血の気が引くと同時に全身の力がスーッと抜けて行きました。たぶん、マウスを持ったまま、数十秒間、年甲斐もなくみっともなくボケーっと口を空けて天を仰ぎながら一人半べソをかいていたと思います。受かった.......マジか。絶対落ちたと思ったのに。

帰り際に渡された「一次試験合否証明書」には「合格 判定結果は: Bです」とありました。多分、自分の戦術通りギリギリの合格ラインだったのでしょう。判定は成績上位から「Aランク(極めて優秀)」、その下は「Bランク(合格ライン)」ここまでが合格。その下が「Cランク(もう少しで合格)」、そして「Dランク(不合格)」の4段階と書かれていました。

一次試験までに解いた問題の数は6,162問、正解率72%

私が一次試験合格までに解いたワイン受験.comの試験問題は、各分野合わせて681回、問題総数は6,162問でした。合格した他の方々と比較するとそれほど多くないかもしれません。私の場合は模擬試験の試行回数が極端に少なかったので(たったの2回)、ここは大いなる反省点です。

最終的に全体の平均正解率は72%まで行きました。ただ私の場合「出題率の高い分野」から順にやったので、ニューワールドなどの出題傾向の低い分野は結局端折ってしまいました。最悪、主要分野以外は全部落としてもメインの合計で合格ラインを突破出来ればいいという超割り切った考えです。

この方法に賛否両論はあると思います。自分の中でも葛藤はありましたが、どうしても「ワインエキスパート合格するため」敢えて選択した戦術でした。(許せニューワールド、その他の国よ。合格したら舞い戻って勉強してたくさん飲んでやるから...)