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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Tactさん

第1章 「なんちゃってワイン通」が本気になった

ワインエキスパートを目指した理由

(試験勉強の情報のみ参考にしたい方は飛ばしてください)

放送・映像業界で働く50歳の男です。学生のころからワイン好きで、好きが高じて社会人になってからは海外のワイナリーを訪ねたり、小さなワインセラーを買ったりしては、積極的に家飲みをしていました。

しかし、ワインの正しい知識は皆無に等しかったために、これまで結構恥ずかしいことをやらかしました。とある高級ワインショップに置いてあった100万円のロマネ・コンティを見て「これ、10万円の間違いじゃないですか?」と真顔で聞いてしまったり、ワインバーで「グラス満タンに入れてください」とお願いをしてみたり、カリフォルニア・ナパで大枚叩いて買ったあの有名な高級ワインを、ご丁寧に家のタンスの中で常温で2年間もしまっておいてダメにしてしまったり。

ワインと聞けばホイホイと手を出すくせに、実は何も分かっていない痛いヤツ。私はとてもわかりやすい「なんちゃってワイン通」でした。

伝統国は避け、新世界のワインに傾倒していた

今に至るまで古今東西、数百円から数万円までの色々なワインを飲んで来ましたが、30歳代後半の頃、高い割には大外れだったフランスのワインがトラウマとなってしまい、それ以来フランスやその周辺のワインを避け、カリフォルニアやチリなどに傾倒。「とりあえずニューワールドってヤツを飲んどきゃ大丈夫!」という、かなり偏った信条の持ち主になってしまっていました。

そういう私でしたので、選ぶワインについて特に困ることは無かったのですが、やはりフランス・イタリアなどのヨーロッパの主要産地を抜きにワインを語ることはできません。ワイン好きなのにこれらを知らない(避けている)のはどうも自分としてはしっくり来ない。自分が知らないワインについて話している人達や記事などを目にすると、やはり気になって仕方がない。詰まるところ、ワインの正しい知識は必要なんだよなぁと思いつつも、何をどう勉強したり調べたらいいのかわからない日々が続いていました。

ワインエキスパートの存在を知る、なんじゃコリャ

そんなある日、ソムリエとほぼ互角の資格と言われているワインアドバイザー(当時の呼称。ワインエキスパートの前身。以下「ワインエキスパート」と呼びます)の存在を知りました。単なるワイン好きだけでは物足りないし格好悪いし、第一もうあんな赤っ恥な経験をしたくなかったので、ならばいっちょやったるか!と、パラパラと問題集を見てみたところ、絶句。

なんじゃコリャ? 難しすぎる。何とか川の右岸にある産地? シャルドネのシノニム? ちょっと何言ってるかわからない。ワインエキスパートってこんなことを勉強しなきゃならないのか....... とてもじゃないが出来そうにないなこれは。

じゃいいや「こんな知識なくてもワインを楽しめればいい、飲めりゃいいんだ。今日もナパカベにするか~」毎回そんな「言い訳」を作っては自分に言い聞かせ、それ以来ワインエキスパートのことはすっかり忘れていました。2010年、40歳の頃でした。

大学の後輩が、いきなりワインエキスパート合格の報告

そして時は流れ、2019年12月に衝撃的な出来事が。大学の後輩であるワイン好きのE君がFacebookで「ワインエキスパートに合格しました」と突然の報告。え!学生時代からよく飲んで、会う度にワイン談義でしょっちゅう盛り上がっていたE君が、あの激ムズのワインエキスパートに合格しただと? 何と言うことだ!

これが私の心に火をつけました。そうか、あのワイン好きの後輩が受かったんじゃ自分もやらない訳には行かんだろ。やっぱりワインが好きだから、ワインエキスパートを目指してみるか。「なんちゃって…」はもう卒業だ!

心の中で一人勝手に盛り上がっていました。