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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス OSさん

第2章: 一次試験対策は、動画を観る → 箇条書きでまとめる → 問題集でアウトプット

1-1 勉強の進み方を始める前に設定、不足部分は教本で補う

3月に受験を申し込み、分厚い教本が到着し愕然する誰もが通る道を経験。まずは以下のように受験当日までの大枠のスケジュールを作成。下記のような勉強方法で各章を進め、重要度の低い章は受験直前で詰め込むこととし、重要度の高い章を忘れないように繰り返し復習を挟むことを心がけました。

スケジュール

  • 3月: ワイン概論、酒類概論、フランス
  • 4月: イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ
  • 5月: アメリカ、オーストラリア、ニュージランド、チリ、アルゼンチン、南アフリカ
  • 6月: 日本、その他諸外国、その他概論
  • 7月: 模擬試験と全体復習
  • 8月: 一次試験(2回受験)

勉強方法

まずは【試験対策動画配信】の該当する章を動画視聴し、重要内容をOneNoteに箇条書きでまとめました。動画の視聴が終わった段階で、【一次試験対策講座】の該当章を確認し、不足分に関して情報を追記しました。

また教本をサラッと読み、気になる箇所・面白そうな箇所を加えていきました。ノートが完成してから該当箇所の問題集をA判定が出るまでひたすら繰り返しアウトプットを行いました。

問題集を解きながらノートの情報量を増やしていき、いつでも携帯などで確認できるようにしたことが知識定着に繋がったと思っています。

また、情報量がとにかく多いため個々に語呂合わせを作成、歴史の年号は下1桁だけ記憶、細い数値は覚えず比較対象の大小だけを覚えるように心がけました。

1-2 初めはハイペースだったが、5月頃から失速

ワイン概論・酒類概論・フランス全般はとても興味深く、内容が新鮮だったこともあり順調に勉強が進みましたが、4月中旬あたりから段々と失速。5月が終わる頃にやっと旧世界の重要諸国まで習熟が進み、1ヶ月ほど計画から遅延して新世界の勉強を開始しました。

焦りはありましたが、旧世界の重要諸国の内容が抜けることが一番怖かったので、新世界の勉強6割/旧世界の復習4割の割合で勉強を進めました。平日の仕事終わりに新章を進め(約2時間)、週末は旧世界の復習(約5時間)といった具合に意識していました。

1-3 直前対策講座でモチベーションを維持、捨て問を決めて模擬試験を繰り返し解く

7月に入りその他諸外国及びその他概論を除き、試験範囲をなんとか1周しました。最後の追い込みをかけようと思い、山崎先生の対面の直前対策講座の1日目を受講。周りの受講者の黙々と勉強に取り組む姿に良い影響をいただけたと思っています。

1日目の講座の内容はワイン概論とフランス(ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ)の試験範囲の重要点を端的に解説しながら、先生の経験談をお話しいただきとても興味深かったです。また、自身のまとめてきたノートの内容で重要点を大幅網羅できていたことも、これまでの勉強手法が間違っていなかったと自信を持つことができました。

残り1ヶ月、全てやるのはあきらめた

一次試験1回目を8月頭に控え、残り1ヶ月ということもあり全ての範囲を網羅することは諦め、重要度の低い章・覚える内容が多い項目は捨て問に設定。これまで覚えてきた内容を信じて模擬試験をやりつつ苦手な章を繰り返し復習しました。

初めはC~D判定しか出ずに心が折れかけましたが、やり進めていく中で自分の苦手な章が浮き彫りになり、試験前になんとかB判定まで到達することができました。模擬試験はかなり有用性があると思いますので、余裕のある方は6月頃から始めることをお勧めします。

また、試験前にSNSやYouTubeのコメントなどを漁り、情報収集を行ったところ、その他ヨーロッパ諸外国が例年よりも出題率が高く、複数選択問題・キーボード入力問題が新たに出現することがわかったので、試験当日にびっくりしないよう簡単に対策を立てることを実施しました。

1-4 試験当日は見たことある問題7割、知らない問題3割

いざ試験開始となり一問目がルーマニアの問題。予想はしていましたが改めて難易度の高さを実感しました。一方で、見たことのある問題は【ワイン受験.com】の問題集や模擬試験と瓜二つの問題が多く、順調に回答。

見たこともない問題は全て1番を選択して一旦最後まで問題を解き、残りの15分は見たことある問題の確認に時間をさいて、なんとかB判定で一発合格できました。個人的に事前に奇問が出ることが予測できていたこと、そして知らない問題は潔く1番を選択したことで時間に余裕ができたことが合否の分け目になったと思っています。