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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス おもちまんさん

第1章 最初は参考書、でも情報が整いすぎていて苦戦した

私は30代会社員です。本格的に勉強を始めたのは7月下旬という遅さでしたが、それでも独学ストレートでワインエキスパートに合格しました。勉強にあたりいくつかの教材を試しましたが、結局教本と山崎先生のコンテンツがあれば試験対策としては十分だったと感じるため、その旨をご紹介したいと思います。

5月下旬、酔った勢いで受験を決意

ワインエキスパートに申し込んだのは5月下旬でした。コロナ禍で宅飲みが増えたことでワインを飲む機会が多くなり、友人と飲んでいた際に「ワイン好きなら一緒にワインエキスパート受けない?」と誘われたことが受験のきっかけです。

元々興味はあったものの自分には縁遠く感じていた資格でしたが、酔った勢いもあり「じゃあ受ける!」と言ってしまい、引くに引けなくなったので申し込みました。

一次試験対策(前半)

最初は参考書、でも苦戦した

教本は分厚くて読みにくいという評判を聞いていたため、まず杉山明日香先生の「ソムリエ試験対策講座」と、斉藤研一先生の「ワインの試験問題集」を購入しました。

しかし情報が整いすぎていてなかなかページが進まず、追加で買った杉山先生の講義動画やYouTubeのSommelier For Freeも視聴してみましたが、記憶として定着せず非常に苦戦しました。

7月下旬までだらだらと過ごす

ワイン受験.comについては、ワインアドバイザーを取った友人が当時「1日3回問題が来るメールで勉強している」と見せてくれたことがあり、サイトを拝見してこの一日一問メルマガのことだなと気づきました。そのためすぐ認識はしましたが、メルマガ登録した以上のことはしていませんでした。

そのまま2か月ほどだらだら過ごしてしまい、ある時なんとなくワイン受験.comの試験問題集でワイン概論/酒類飲料概論を解いたところ全問不正解で、さすがにぞっとする頃には7月下旬になっていました。

一次試験対策(後半)

歯がたたないまま終わるのも嫌だなと思い、今度はすがる思いでワイン受験.comのオリエンテーション動画を視聴しました。

その中で、「参考書で要領よく勉強した人には解きにくい問題もある」「教本は本として面白く、ワイン好きなら引き込まれるはず」という説明があり、それを聞いて初めて教本を開きました。

教本とワイン受験.comだけで行くことを決意

この時点で既に7月28日でしたが、たしかに文章として面白いし頭に残りやすいなという感触があり、試験までは山崎先生のコンテンツと教本だけで勉強しようと決め、ワイン受験.comの問題集/模擬試験を申し込みました。

そこからは毎日国を決めて、以下を繰り返しました。

  • 一次試験対策講座で言及されている箇所について、教本にマーカーを引く
  • マーカーの箇所を意識しながら、教本の当該国部分を一通り読む
  • 初見の問題がなくなるまで当該国の問題をくり返し解く
  • 複数回間違えたところは、隙間時間に見返せるようエクセルにまとめる

模試の点が上がって行くのが楽しく集中できた

週末やまとまった時間が取れる時は、上記に加えて畑名や地図の丸暗記、及び模擬試験を進めました。

勉強した国が増える度、畑の名前を覚える度に模擬試験の点数が上がっていくのが楽しく、集中して勉強できたと思います。教本は執筆者ごとに書き方に癖があり、その表現をとっかかりに覚えやすいところも、整理された参考書より私には向いていました。

一次試験はギリギリで合格

とはいえ時間がないため、あまり出ない国、チーズ、料理は完全に切りましたし、模擬試験の成績も、一次試験日の1週間前までD判定、前日に初めてB判定、というギリギリぶりでした。

そのため試験当日も精神的ゆとりはなく、時間一杯使って何とか合格しました。

  • 「すぐ解ける問題」
  • 「勉強はしたから考えれば解けるはずの問題」
  • 「そもそも勉強していないので解けるわけがない問題」

を区別し、「解けるはずの問題」に時間と頭を費やしたのが良かったのかなと思います。