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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス M.Sさん

第2章 問題集、動画、教本をぐるぐる回す、何回も回すと自信もつく

当時の戦略:

  1. 動画配信前までに 山崎先生の一次受験対策講座 に各分野の要点がまとまっているので、そこを ワイン受験.comの問題集 を解きながら押さえる。
  2. 動画配信 を見て再度確認する。
  3. 問題を解きまくる。

これでその分野に関しては間違いなく90%以上は解けるようになると実感(例外がボルドー格付け、ドイツのベライヒ、これは少しずつ覚えように努力はするが仕上げは直前にやるという戦略、勉強量と配点を予想すると割に合わないと判断、ただし捨てるのではなく少しずつ触れながら徐々にアレルギーを無くし直前に仕上げる)

しかしやっぱり自分は勉強したばかりの分野は点が取れるが、以前勉強した分野はやっぱり忘れてしまう。。。

5月: 重要な分野をぐるぐる回す

次の戦略、重要な分野、忘れるとか忘れないとか、そもそも考えるべきではない基礎分野(覚える覚えないではなく知識として知っておくべきレベル)は、とにかく何回も回す!

いわゆる耳タコ現象を利用することで、覚えること → 知識に変換すること、を目的とする勉強に切り替える。

重要な分野とは:

全分野この勉強を行うことは、時間に限りがある以上、非効率&不可能 との考えから、

ワイン概論、酒類飲料概論、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、アメリカ、オーストラリア、NZ、ドイツ、日本などの知識として知っておいて損はない重要分野をできる限りぐるぐる回す!

(ただし細かい年号などは後回し、ただ結果として繰り返していると自然と覚える年号も出てくる、ただしオーストラリア、NZは1度は自分でまとめておくこと推奨)

具体的には:

ワイン受験.comの問題集は1回6〜10問くらい用意されているので(分野によって問題数が異なる)それを10回やったら次の分野に進む。わからないところは教本で調べる(この頃から参考書ではなく教本で調べることが多く教本主体になっていました。4月に杉山先生の参考書の最新版を買いましたが、1〜3月とは異なりあまり使いませんでした)

この頃は初見の分野は1分野2、3日はかかってしまう。ボリュームのあるフランス、イタリアは4、5日つまり平均して概算で1分野で3日かかるとして重要分野だけで3 ×️ 10 = 30日はかかってしまう!!

6月頃: 回すペースが上がり忘れることが少なくなる

1日1分野、つまり10問 × 10回、1日100問くらいは解けるペースになってくる、このペースで回せるようになってくると「以前勉強した分野を忘れる」ということが少なくなってくる。

この時の「重要分野をぐるぐる回す」ができるようになってくると自然と自信がついてきて、もしかしたら受かるかもと思えるようになってくる。

ただまだ手をつけていない残りの分野(ページ数にしたら手をつけてない部分の方が多い)もやらないといけないと思うとこれは大変な試験だなぁと改めて思う。

7月頃: 新分野に突入、ぐるぐる回す

上記の重要分野に ここで新分野のチリ、アルゼンチン、南アフリカ、チーズ、ワインの購入等、ソムリエの職責、日本酒焼酎を追加して同様にぐるぐる回す。

新分野は初見なのでやはり最初は2〜3日ほどかかってしまうが繰り返すうちに1日1分野は回せるようになってくる。

7月中旬: マイナー分野にはまだ手をつけない

1日2〜3分野回せるようになってくるが課題はやはり「記憶の維持」、今の記憶を維持するのが困難、ストレスに感じるようになるのと同時にやばいあと1ヶ月しかないという心理的な重圧をリアルに感じるようになる。

マイナー分野が勉強量の割に得点が得られるとの山崎先生の言葉を思い出し、ハンガリー、ギリシャ、スイス、オーストリア等にマイナー分野はまだ手を付けずに重要、準重要分野を繰り返しマイナー分野は7月末に開始

ここで早期にマイナー分野に手をつけると、私の最も心配している「以前やったことを忘れてしまう現象」のケアが難しいと思い、8月になりその他のマイナー分野を開始するという作戦とした。(ただしここでマイナー分野と呼んでいたところも試験的には結構出題されるが7月中旬以降で間に合うと思います)

8月: 模擬試験は1日1回やりたかった

8月からは1日3分野 & 模擬試験1回を課すが、こなしきれず。。。結局、模擬試験は2、3日に1回となってしまう(反省: 模擬試験は8月になったら1日1回はやり、得意、不得意分野と自分の位置を知り得点率の低い分野の勉強にあてるべき)

この時点でのワイン受験.comの模試は82〜92点くらいだったかと記憶しています。ここでは最高点を上げていく勉強(例: 95点を目指す勉強や高得点に一喜一憂する勉強)ではなく、何回受けても80点以下にはならないような勉強方針で行くことを再度自分の中で確認し = 苦手をなくす、不得意分野(模試で見つける)の得点率を上げる、を徹底的に行う。(みんなが解ける問題は絶対にミスしないようにするために時間を使う)

8月22日

試験日までに23,000問程度、ワイン受験.comの問題を解き受験に臨む

結果合格

結論、感想

基本問題を取りこぼさない

難しい問題はやっぱりかなり勉強しないと解けないので、いかに難問を追いかけずにみんなが正解できる問題を絶対にとりこぼさないようにするために時間を使うべき。

しかし基礎問題を取りこぼさなくなってくると、結果として難問も2択くらいまでは絞り込めるので、ここまでできれば十分と考える。

(難問でも正答率を50%までもってこれれば絶対に合格点は下回らない。しかし決して難問を解ける努力をしたわけではなく、基礎問題をミスらなくなると結果として難問の正答率も上がってくる。決して難問を解けるような努力をする必要はないし、よっぽど余裕のある人以外はするべきではないと私は思いました)

全分野からまんべんなく出るのでやはり広く浅く

東欧系は勉強量の割に得点源となった。マイナー分野は8月になってからで良いので基礎だけでもやるべき(やらないとダメもったいない)

山崎先生は動画の中で覚えるべきことを明確にしてくれるので、心理的にとても安心して勉強を進められた。