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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス K. Matsukawaさん

第3章 2次試験では第一印象を大切にする、100点ではなく80点を狙う

2次対策開始、早めの1次試験通過が大きかった

お恥ずかしながら、今まで全く対策をしていませんでした。基礎知識としても、基本品種をかろうじて飲んだことがあるくらい。ただ、早めに1次試験をクリアしたことで、2次試験対策に多くの時間(2.5ヶ月)を確保できたのはとても大きかったです。

まずは、ワイン受験.comの対策講座のページおよびテイスティングの書籍を一冊通読し、なんとなくテイスティングの流れを理解しました。次にソムリエ試験対策のハーフボトルのワインセットを購入しました。抜栓とともに小瓶に移し替え保存し、本番まで繰り返し練習できるようにしました(1回50ml、maxで7回くらい練習できます)。

小瓶に移し納得するまで練習

1回目はテイスティングコメントを見ながらワインを飲み、2回目以降は2〜3種を比較しながら自分でコメントしました。ブラインドテイスティングはできませんでしたが、ひとつひとつ納得するまで練習をしました。

品種については、頻出の旧世界・新世界の赤白基本6種を中心としましたが、白4種(甲州・ミュスカデ・ゲビュルツトラミネール・シュナンブラン)、赤5種(マスカットベーリーA、ガメイ、サンジョベーゼ・ネッビオーロ・テンプラニーリョ)も飲み、系統・品種ごとにテイスティングコメントを覚えました。

独学のみには不安があり、単発の2次試験対策講座も受講しました。仕事が忙しく2回しか参加できませんでしたが、非常に勉強になりました。ここで、「自分の学習法もそんなに間違ってなさそう」と確認できたのも大きかったです。

2次試験の私のルール:

  1. 第一印象を大切にする
    当たり前ですが、グラスのワインの量が少なくなるほど、外観・香り・味わいはわかりにくくなる
  2. 品種の想定ができない場合、後回しにして他のワインを優先する
  3. 外観・香り・味わいをバーっとこなし、品種・新世界 or 旧世界を特定する。
    その後、再度テイスティングしながら品種に応じてある程度一貫性のあるコメントを選ぶ。品種個性が強すぎるコメントを選んでしまうと外してしまった時に痛いので、欲張りすぎず(100点を狙うのではなく80点狙い)、オールラウンド型のコメントを選ぶように留意する。品種がわからない時は焦らずに、感じたままにコメントする(変に品種を決めつけて、狙いすぎない)。
  4. ワイン以外のアルコール飲料は諦める

品種は2/4正解、しかしブレないコメントで合格

10/12に2次試験を迎えました。ワイン品種は4つ中2つしか正解しませんでしたが、コメントの方向性が大きく間違っていなかったせいか無事に合格できました。

私が言うのも恐縮ですが、受かる受からないの違いは紙一重な気もしました。いかに自分の中でルールを作り、自信をもってブレずに冷静にいられるかが結果につながったのではないかと思っています。

全体を通して、興味深く学ぶ楽しい時間もあれば、苦しい時間も多々ありましたが、無事に終えることができ達成感に包まれています。また、何か新しい挑戦をするということに対して大きな自信もつきました。せっかく頂いた資格、今後もワイン道に精進していきたいと思います。山崎先生、改めまして本当にありがとうございました!!