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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 宮丸明香さん

第5章 受験を通して得たもの: ワインのあらゆる魅力を発見しより楽しめるように!

たかが資格、されど資格。今回私が得たものは、受験を決意した当初に想像していた以上のものでした。大変な道のりでしたが、挑戦して本当に良かったです。ここまでお導きくださった山崎先生には、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

一番の収穫は、ワインを通じて、世界中のさまざまな土地の魅力に触れたことで視野が広がり、ワインをあらゆる角度から楽しめるようになったことです。仕事での専門分野であるイタリアの魅力についてもよく理解できるようになりました。またテイスティングの基礎を学べたことで、ワイン一杯に対しても五感を研ぎ澄まして味わえるようになり、ワインをいただく時間がより楽しくなりました。

個人的なスキルアップを目指しての受験でしたが、私の場合は子育て中の身でもあるので、間接的に諦めずに努力すれば必ず成長できる、ということを示すことができたのではないかと思います。今では子供たちも(飲むことはできずとも)、グラスを眺めたり香りをかいだりして食卓の上のワインを楽しんでいます。

合格して感じたことは、ワインの世界という大海原はあまりにも広くて深いということ、そして自分はその泳ぎ方を学んだまでに過ぎないということです。しかし今回の学びを通して、ワインやそれを取り巻くあらゆる物事の魅力を発見できるようになりました。そしてそのおもしろさが分かるようになったからこそ、「ワインの楽しさを多くの方と分かち合えるようになろう」という願望が、ある種の覚悟へと変化したように思います。

「自分にできるかどうか」そんな不安やプレッシャーは、どなたにでもあると思います。たとえ今は手が届かなくても、一歩踏み出して、ご自身のペースで歩み続ければ、数ヶ月、数年後には、ワインのある暮らしがより豊かなものになっていることと思います。合否に関わらず、努力した分は必ず実りとなるはずです。ソムリエ、ワインエキスパートの受験は、そんな素晴らしいきっかけとなると思います。次に挑戦されるみなさんのご健闘をお祈りしています!