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ワイン概論・概論

日本ソムリエ協会教本2024 P.2〜34

ワインの特性、分類

酒類、ワインの分類(重要度B)

P.3左下の表をごらんください。醸造酒、蒸留酒、混成酒に該当するお酒の名前を整理して覚えましょう。

例題: 次の中から果実原料の醸造酒を選択してください。

  1. ブランデー
  2. シードル
  3. 焼酎
  4. ヴェルモット

正解: 2

次にP.7左中〜右中、スパークリング・ワイン、フォーティファイド・ワイン、フレーバード・ワインの解説を読み、それぞれに該当するワインの名前を整理して覚えましょう。

例題: 下記の中からスパークリング・ワインに該当する酒を選択してください。

  1. Sangria
  2. Frizzante
  3. Lillet
  4. Port wine

正解: 2

アルコール発酵について(重要度B)

P.4左中、アルコール発酵の化学式を示した人物と、酵母による発酵のメカニズムを解明した人物の名前、この2名の名前を知っておきましょう。

例題: 次の中からアルコール発酵の化学式を示した人物を選択してください。

  1. ジョゼフ・ルイ・ゲイリュサック
  2. ジャン・アントワーヌ・シャプタル
  3. ルイ・パストゥール
  4. セルジュ・ルノー

正解: 1

ワインの中の主な有機酸(重要度A)

P.4右上、ここは穴場ですが良く出ます。下記の事柄を整理して覚えましょう。

  • ブドウに由来する酸
  • 発酵によって生成する酸
  • 貴腐ワインの熟成中に白色結晶の粘液酸カルシウムとして析出する酸
  • 一般にワインに最も多く含まれる酸(酒石酸)
  • 酒石とは?(何が結合した物質か?)

例題: ワインに含まれる有機酸の中からブドウに由来する酸を選択してください。

  1. 乳酸
  2. 酒石酸
  3. シュウ酸
  4. 炭酸

正解: 2

ポリフェノールの含有量(重要度C)

P.6左中、活性酸素消去能力が高い、つまりポリフェノールの含有量が多い品種と、そうではない品種を整理して覚えておきましょう。

例題: 次の中からポリフェノールが最も多く含まれている品種を選択してください。

  1. シャルドネ
  2. カベルネ・フラン
  3. テンプラニーリョ
  4. カベルネ・ソーヴィニヨン

正解: 4

ワインに関するEUの規則

ラベル記載義務事項(重要度C)

P.9右中〜P.10左中、義務記載事項6項目、任意記載事項5項目を整理して覚えましょう。特に収穫年と品種の記載は任意であることに注意してください。

例題: 次の中からEUの規則で地理的表示のあるワインについてラベル記載義務事項とされているものを選択してください。

  1. 収穫年
  2. アルコール度
  3. 生産方法に関する記述
  4. AOP、IGPのEUのシンボルマーク

正解: 2

ラベル表記の規定(重要度C)

P.10左上の解説を読み、収穫年や品種名などをラベルに表記する場合に求められる最低の割合を整理しましょう。

  • 85%以上: 単一の品種名、収穫年
  • 100%: 複数の品種名

例題: 次の中からEUの規則で地理的表示のあるワインについてのラベル表記の規定で正しいものを選択してください。

  1. 収穫年を記載する場合は、75%以上その年のブドウを使用する
  2. 収穫年を記載する場合は、85%以上その年のブドウを使用する
  3. 複数品種名を記載する場合は、85%以上それらの品種で構成される
  4. 収穫年を記載する場合は、100%その年のブドウを使用する

正解: 2

残糖量の表示(重要度A)

P.9下の表を見てください。左側がスパークリングワインの残糖量の表示、右側がスティルワインの残糖量の表示です。ここは難問ですが毎年のように出題されるところです。がんばって暗記しましょう。

左側はズバリ「何グラムか?」と問われます。

例題: 次の中からイタリアのスパークリングワインAsciuttoの残糖量を選択してください。

  1. 0〜6g/リットル
  2. 17〜32g/リットル
  3. 12g/リットル未満
  4. 12〜17g/リットル

正解: 2

右側は「何グラムか?」という問題は作りにくいので「同じ残糖量の表示は何?」と問われます。

例題: 次の中からフランスのスティルワインDemi-Secと同じ残糖量を示す他国の表示を選択してください。

  1. Dolce
  2. Lieblich
  3. Abboccato
  4. Dulce

正解: 3

ワイン産地の気候(重要度C)

P.10左中〜右中までのワイン産地の主な気候は、2018年に追加されました。念のため押さえておきましょう

例題: 次の説明に合致するワイン産地における気候気分を選択してください。 「気温の日較差が少ない。一般に降水量が多く湿度は高い。年によっては秋が長く続き、気温の低下が緩やかに進み、成熟期間が長く続く。」

  1. 山地気候
  2. 大陸性気候
  3. 地中海性気候
  4. 海洋性気候

正解: 4

栽培地域のゾーン区分(重要度C)

アメリン&ウィンクラー博士のリージョンの表は、2021年の教本から削除されました。2024年の教本にもありませんので今年も出ません。代わりにP.10左中、EUの栽培地域のゾーン区分を覚えましょう。Zone Cはややこしいので問題が作りにくいと思います。Zone AとBだけ覚えておきましょう。

例題: 次の中からEUの栽培地域のゾーン区分で、Zone Aに属するワイン産地を選択してください。

  1. ドイツ
  2. フランス(アルザス)
  3. フランス(ブルゴーニュ)
  4. ギリシャ

正解: 1

問題集をやりましょう

要点を一通り整理したらワイン受験.comの問題集をやりましょう。問題を解くと、問われるポイントが具体的にわかります。そのため、問題を解きながら覚えるのが一番効率の良いやり方です。最初は教本を見ながら1問ずつ解きましょう。

ワイン受験.comの問題集には、出題の可能性があるほとんど全ての問題を用意しています。問題集をきちんとやれば、必ず合格できます。