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オーストリア・産地

日本ソムリエ協会教本2024 P.333〜357

オーストリアの産地

包括的生産地域と限定的生産地域(重要度A)

P.340の表をごらんください。オーストリアのワイン産地は、9個の州(包括的生産地域)の中に18個の産地(限定的生産地域)がある構造になっています。この中で重要な産地は下記のとおりです。これらの産地は全て覚える必要があります。

  • ニーダーエスタライヒ州(P.343): 最大の産地、品種グリューナー・ヴェルトリーナー
    • ヴァッハウ(P.344): 世界遺産、独自の品質基準
    • ヴァインフィアテル(P.347): 最大、最北
  • ブルゲンラント州(P.349): 第二の産地、赤が主体、品種ブラウフレンキッシュ
    • ノイジードラーゼー(P.349): ここだけ品種ツヴァイゲルト(他はブラウフレンキッシュ)

まず州の名前(包括的生産地域)を覚え、それからそこに属する産地の名前(限定的生産地域)と特徴を覚えましょう。

例題: 次の説明に最も良く合致するオーストリアの包括的生産地域の名称を選んでください。 「同国東北部にあり栽培面積は約2.8万ha、全面積の61%を占める。グリューナー・ヴェルトリーナー種が47%を占め、白ワインが高い評価を得ている。」

  1. シュタイヤーマルク州
  2. ウィーン州
  3. ブルゲンラント州
  4. ニーダーエスタライヒ州

正解: 4

例題: 次の説明に最も良く合致するオーストリアの限定的生産地域の名称を選んでください。 「湖畔に広がる産地である。南東部では貴腐ワイン、東北部ではツヴァイゲルト、北部ではピノ・ノワールとザンクト・ラウレントを生産する。」

  1. カンプタール
  2. ノイジードラーゼー
  3. ズュートシュタイヤーマルク
  4. ウイーン

正解: 2

P.344の地図もご覧ください。前述した重要な限定的生産地域については、首都ウィーンを中心とした位置関係も簡単に押さえておきましょう。

例題: 下記の画像はオーストリア、ニーダーエスタライヒ州のワイン産地の地図です。地図上でWachauに相当する番号を選択してください。

問題文画像

  1. 6番
  2. 1番
  3. 2番
  4. 3番

正解: 2

この地図で1〜3番は特に重要です。

ヴァッハウ(重要度B)

ヴァッハウは重要な産地なので、もう少し詳しく覚える必要があります。特に独自の品質基準(P.344右)について押さえておきましょう。

例題: 次の説明に最も良く合致するオーストリア、ヴァッハウの格付け名称を選んでください。 「きゃしゃな野草になぞらえて命名された名称。最も軽いタイプの白ワイン。」

  1. Ausbruch
  2. Smaragd
  3. Steinfeder
  4. Federspiel

正解: 3

問題集をやりましょう

要点を一通り整理したらワイン受験.comの問題集をやりましょう。問題を解くと、問われるポイントが具体的にわかります。そのため、問題を解きながら覚えるのが一番効率の良いやり方です。最初は教本を見ながら1問ずつ解きましょう。

ワイン受験.comの問題集には、出題の可能性があるほとんど全ての問題を用意しています。問題集をきちんとやれば、必ず合格できます。