アルザス・AOC・その他
日本ソムリエ協会教本2022 P.382〜387
AOC
AOC(重要度B)
まずはP.383左下〜386左上までの文章を一読してください、アルザス地方の主要AOCは下記の3つです。
- AOC アルザス
- AOC アルザス・グラン・クリュ
- AOC クレマン・ダルザス
これらのAOCについて、下記の事を整理して覚えましょう。
- 各AOCの使用可能な品種
- 各AOCの生産可能なワインの色(P.386〜の表が分かりやすいです)
- グラン・クリュのリュー・ディの数(P.384右)
- クレマン・ダルザスは、フランスのクレマンの中で第1位の消費量(P.386左)
例題: 次の中からアルザス地方のCrémant d'Alsaceに用いる事が可能な品種を選択してください。
- シャスラ
- ゲヴュルツトラミネール
- ピノ・ブラン
- ミュスカ
正解: 3
甘口ワイン(重要度B)
AOC アルザスとAOC アルザス・グラン・クリュは甘口ワインを生産する事ができます。この場合、下記のような名前がラベルに付記されます。
- ヴァンダンジュ・タルディヴ
- セレクション・ド・グラン・ノーブル
P.384左中からの説明文を一読しておきましょう。また、P.384左下、糖分の最低含有量も覚えておきましょう。
例題: 次の中からアルザス地方のSélection de Grains Noblesを造る時、ゲヴュルツトラミネールに求められる最低糖分含有量を選択してください。
- 235グラム/リットル
- 306グラム/リットル
- 276グラム/リットル
- 205グラム/リットル
正解: 2
例外的なグランクリュ(重要度C)
品種に関して例外の規定がある下記の3つのグラン・クリュが問われることがあります。難問ですができれば押さえておきましょう。(P.384右中〜右下)
- アルテンベルグ・ド・ベルガイム: 混醸可、その際はリースリングを主に使用、またピノ・ブラン、シャスラも使用可
- ゾッツェンベルグ: 混醸不可、シルヴァネールを単一で使用可、その代わりミュスカは使用不可
- ケフェルコップフ: 混醸可、その際はゲヴュルツトラミネールを主に使用
注: 通常のグラン・クリュは、混醸不可、品種はリースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカの4品種のいずれかです。
例題: 次の中からアルザス地方のAlsace Grand Cruにおいて、例外的にシルヴァネールを単一で使用できるところを選択してください。
- Zotzenberg
- Wiebelsberg
- Altenberg de Bergheim
- Engelberg
正解: 1
問題集をやりましょう
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