ワイン受験.comロゴマーク ログインはこちらから Googleでログイン

独学でソムリエ二次試験に合格する、小ビン詰め替え法 活用

私はこの小ビン詰め替え法を、もう20年以上実践しています。自宅で行うテイスティングのトレーニング方法として心からおすすめできます。

ここでは、この小ビン詰め替え法のさらに有効な活用法を紹介します。

1. 品種を比較する

ブドウ品種の違いをマスターするためには、何回も繰り返し比較テイスティングをやることが重要です。

例えばあなたが、シャルドネ、リースリング、ソーヴィニョン・ブランの比較トレーニングをやりたいと思ったとします。その場合、まず各品種1銘柄ずつ、合計3本のワインを買ってください。各品種2銘柄ずつ、合計6本でも良いでしょう。

このように、何かテーマを持ってワインをまとめ買いする場合には、ネットで注文するのが便利です。具体的にどのような銘柄のワインを買えばよいかは、この後の章で詳しく解説する予定です。

買ったらすぐに小ビンに移し替えて、冷蔵庫にストックします。後は好きな時にテイスティングしてください。この時、小ビンを1本だけ開けるのではなく、2本あるいは3本同時に並べて、必ず比較テイスティングをしてください。

私は、このような比較テイスティングを数多く行うことこそが、ブドウ品種の特徴をマスターする最良の方法だと思っています。

2. 一人でやるブラインド・テイスティング

上記の比較テイスティングを、一人でブラインド・テイスティングでやることもできます。

例えば、冷蔵庫から3本の小ビンをとり出したら、テーブルに並べ、部屋を薄暗くしてください。そして、小ビンをシャッフルしましょう。そうすれば、たとえ自分が詰めた小ビンであっても、どれがどれだかまず分からなくなります。

部屋が薄暗い状態のまま、グラスに注ぎ、比較してください。慣れてくると色を見ただけで、品種の見当が付いてしまうようになるため、部屋を明るくしない方が良い練習になります。

じっくり考えた後、部屋を明るくして、正解表を開けてみてください。

3. 交換する

同じ目的を持って勉強している仲間がいる時には、小ビンを持ち寄って交換すると楽しいですよ。そうすれば、完全にブラインドでテイスティングのトレーニングができます。

私が教えているワインスクールでは、週1回の授業の後、持ち寄った小ビンをクラスメートと交換している人がいます。お互いテイスティングの問題を出し合うわけですね。みんな楽しそうですよ。下記の画像をごらんください。

小ビン