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受講生の声・Nishizawaさん

1年目、あっさり不合格

若い頃からワインが大好きだった私は、2人の息子の子育てが一段落しそうな頃からワインショップでアルバイトをはじめました。すると、そこには、ソムリエ試験を何年も受けていながら通らないでいた店長さんをはじめ、何人もの受験者が。

「ソムリエ」という言葉の響きに憧れ、わたしも受験してみようかなと、気楽にやってみたのが、受験初年でした。試験時間の半分も使わずに、エンターキーを叩いた瞬間、飛び出してきたのは、「不合格」の3文字。「そりゃそうだ!」真面目に勉強したわけでじゃない。

とてもよくなかったのは、若い頃スイス住んで仕事をしていたため、フランス語、ドイツ語、イタリア語のスペルの違いくらいは、わかっていたことでした。自分はこの試験では有利だと、錯覚。

2年目、勉強した気になっていたが...

2年目は、知人の紹介でフレンチレストランのソムリエに講義を受けることに。さらにネットで聴き流し講座も受講。ソムリエ講義は教本をひたすら読み進めるもの。第二回めの講義でほぼ睡魔に負けている自分はここで脱落。聴き流し講座は、毎日聴いているだけで勉強した気になってしまいました。

合格るといいな、ヤマが当たればいいな、という浅はかな思いで受験しました。過去問をクイズ感覚で解く。むしろゲームのように楽しんでいました。でも、それは、とんでもない誤りでした。

ちょうどその頃、働いていたワインショップが閉店。一方、それでも頑張っていらっしゃった店長さんの合格の知らせが飛び込んできました。私自身はもちろん不合格。自分の傲慢さを猛省。

3年目、ワインスクール山崎塾に通学、動画も観る

そして三度目。この時、ワインスクール山崎塾に出会い、参加して、この時初めて本気で勉強を始めました。(この時既に5月後半)初めて教室に入室し最後尾の席が指定席となりました。周りの方々の教本を覗き込むとビッシリと手書きの書き込みが。生半可な気持ちでいた2年間を恥ずかしく思いました。

とにかく心がけたのはインプットとアウトプットでした。山崎先生の授業を動画を朝起きてから寝るまで(仕事以外は)聴き流しそれを自分なりに書き出し我が家の至る箇所(トイレ、鏡、壁、天井、玄関)に貼り目についたところを声に出して自分の目から耳から学習。この日々でした。

仕事帰りに立ち寄ったスーパーに栗饅頭が並んでいたときには思わず饅頭に向かって「くりまんくうてばるざっく」と呟いてしまい、自分でも笑ってしまいました。

ここからこの試験の本質がだんだんと見えてきたようでした。理論と紐付けにより答えを導いていく。決してクイズではない。当たったか外れたかではないのだ。

そう思うようになってからは、人生初の猛勉強!いただいた資料の箇所を教本と照らし合わせ、何度も何度も繰り返し読み返しました。声にだしました。聴き流しました。書き出しました。

8月30日、3年目の合格

自分にとって、この試験はいろいろな意味で世界観を大きく変えてくれる経験でした。ソムリエを目指すわけではないのですが、いまは、自分の経験をワインに興味ある人に話してみたいと思っています。ワインエキスパートととして。

それでも、はずかしい話を最後に吐露しましょう。わたしは、泡盛とテキーラを間違えてしまいました。二次の合格は、ワインの紐付けの成功かな。