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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 山梨ワインボーイさん

第4章: 三次試験対策は、ストップウォッチで計測しながら動画で自撮り

社内のレストランで休憩時間にトレーニング

まずは練習の前に備品を準備しました。

  • ワイングラス(お客様用)
  • 国際規格テイスティンググラス(ソムリエ用)
  • デカンター
  • パニエ
  • リトー
  • 紙ナプキン
  • 光源(LEDライト)
  • 小皿
  • ボトルコースター
  • ソムリエナイフ
  • サービストレイ
  • サービスワゴン

出社の日は社内の休憩時間を使ってレストラン内で行いました。制限時間は7分間です。毎回ストップウォッチで計測しました。

ある程度慣れてくると、5分から6分くらいで作業は終わります。動画を見ながら、手順と声掛け、しなやかなサービスを念頭に合計100回くらい練習しました。自分で動画を撮影して研究も しました。(ゴルフの練習ではたまにやりますが、ワインの抜栓を撮影したのは初めてでした。。。)

赤ワインのデカンタージュのポイント

必ず行わなければいけないポイントをまとめました。(これは実践でも必要な事です。)

  • ワインを静かにパニエに入れる。
  • ワインをお客様にプレゼンする(手短に)
  • サービスワゴンを出す。(お客様の正面またはななめ横)
  • ワインのキャップシールを開封し、口を紙ナプキンで拭く。
  • コルクを2段階でゆっくり抜き取る。
  • コルクの液面に触れていた部分のにおいをかいでチェックする。
  • もう一度瓶の口を紙ナプキンで拭く。
  • お客様の了承を得て味見をする。リンスもする。
  • 光源を点灯させてデカンタージュする。(滓をチェックしながら)
  • コルクを小皿にのせてお客様に出す。
  • ホストテイスティングをしていただく。
  • 光源を消灯し、ボトルをお客様のテーブルに置く。
  • グラスや備品、サービスワゴンを片付ける。

(2023年ソムリエ協会会員用HPより一部抜粋)

※Cambro ノンスリップトレー長角 外寸380mm x 515mm の上での作業です。

三次試験当日、ゆっくり、しなやかに実技を完結できた!

11月26日がやってっきました。いよいよ三次試験です。この日もホテルに到着し、料飲ユニフォームに着替え、受験票を片手に提示し、会場に一礼。入場しました。

簡単なオリエンテーションがあり、受験番号順に呼ばれて隣の試験会場に入室しました。僕は早い番号だったので、席は一番前、試験もトップバッターでした。スタートが近づくにつれて心拍数が上がってきますが、7分間あるので急ぎつつも、ゆっくり、しなやかにを念頭に、また指定のトレー上で実技を完結することができました。

終了次第退室し、これですべての試験が終わりました。

長野から帰る際はせっかくなのでワイナリーを見学してきました。林農園(五一ワイン)、井筒ワイン、ヴィラデストワイナリー、アルカンヴィーニュ、小布施ワイナリーなどなど、時期的にはすでに収穫は終わっていて、土寄せなど行っていました。

お土産にメルロやシャルドネ、善光寺を購入して帰途に着きました。