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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Y.Sさん

第4章: 二次試験本番、実力は出し切れた

会場は寒いので要注意

東京・雅叙園にて受験しました。入室1時間前にはまだ廊下は空いていますが、直前になるとかなり人でごった返します。そして部屋の中は寒いです。キンキンに冷房が効いているのを想定して服装は用意した方がいいと思います。

  • 白1: ソーヴィニヨンブランの青さを感じましたが、産地は迷いました。ただこの試験は多数派の解答をして不正解になる分には合否への影響は小さいので、多数派であろうフランスを選択しました。(正解はチリのソーヴィニョンブラン)
  • 白2: 香りは控えめに感じられ、甲州で感じるような還元臭あり。酸が強くリースリングと判断。産地の決め手が見つけられず、これもフランスに。(正解はオーストラリアのリースリング)
  • 赤1: 明るめの色調だったが、金属っぽい香りを感じたのと、樽の甘さがなく、やや重めだが酸や渋みのバランス良さを感じたのでシラー。(正解はフランスのグルナッシュ)
  • 赤2: 色調はやや淡く縁に熟成感が見え、サンジョベーゼ、ネッビオーロ、テンプラニーリョの3択。強くない渋みでネッビオーロを除外、樽香が比較的強めだったのでテンプラニーリョを疑いましたが練習不足で選び切る勇気が出ず、樽しっかりめのサンジョベーゼに。(正解はスペインのテンプラニーリョ)
  • その他のお酒は香りでジンと即答。ただし甘みがありました。(正解はジン)

試験日の夕方に出題ワインの発表があり、品種産地をビシッと当てることはできませんでした。結果的には、ワインについては基本品種に絞って練習し、産地の見分け方を磨いた方が点数は良くなったかもしれません。

しかしこれで不合格でも後悔はないと思えるくらい、今の実力は出し切れたと思いました。そして無事、二次試験も合格する事ができました。

おわりに

勉強の目的だった、産地や品種の知識も、ワインの香り味わいの特徴も、メジャーなものは身につけられました。もちろん試験勉強で数十本飲んだ程度ではまだまだほんの入り口に立っただけです。

それでもワインを理解するための基礎知識を得る事はできたので、後は経験を積み上げていくだけです。勉強をする中で飲んでみたいと思うワインもたくさんありました。レストランだけでなく自宅でもワインを飲みたいと思うようになりました。これからたくさんの素敵なワインに出会える事が楽しみです。