ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス TomTomさん
第7章: 二次試験対策のポイントはこの4つ
- できれば山崎先生の二次試験対策講座を受ける
- 時間と能力がないので、基本6品種を徹底的に対策する、ワインバーも活用
- その他飲料の対策も忘れずに!
- 二次試験本番は、時間と酔いとの戦い
できれば山崎先生の二次試験対策講座を受ける
最大の関門である一次試験対策に全振りしていたことで、二次試験対策は全くしていませんでした。8月初旬の一次試験合格から10月6日の二次試験本番までにテイスティング能力を上げていくのは至難の業だろうと思いました。
しかし、与えられた条件でベストを尽くせば、ワンチャン合格はあるだろうと勝手に思い込み二次試験対策を開始しました。しかし、限られた時間・能力の中で、努力の方向性を間違うと致命的なミスになると考え、まずは、ワイン受験.comの二次試験対策講座を早速申し込みしました。
二次試験対策講座は、8月末でしたので、その間、基本6品種だけでも確実に抑えようと、まずは、コンビニの安うまワインで、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、カベルネソーヴィニヨンを買いました。シャルドネ、シラー、ピノ・ノワールは近くのワインショップで典型的な物をセレクトしてもらいました。
品種を特定し、その品種にふさわしいコメントを選択する
テイスティンググラス6脚を揃え、早速テイスティング練習を開始しましたが、最初は、全くわかりませんでした。テイスティングは、個人によって味覚が異なってきますので、自分の味覚・感覚でこれを感じたらこの品種かな?と考えながら飲むことが重要だと思いました。
あとは、ある程度品種が特定できたら、正答率が高いその品種のコメントを間違いなく選択すると言うことが重要です。正答率が高いコメントは、ワイン受験.comで解説されていますので、それを信じて選択すれば大丈夫です。そうした練習を繰り返すうちに、山崎先生の二次試験対策講座の日となりました。
講義では、より正答率の高いコメントや先生が受験生だったらこう解答するなどのアドバイスが受けられ大変有意義な講座でした。自宅トレーニングで、なぜこのコメントなんだろう?と思ったことも山崎先生の過去問分析等によりこのコメントが導き出されていると言うことを知れてより納得感が得られました。
また、YouTubeで二次試験対策講座がアップされている動画がありますが、二次試験の傾向は、毎年更新されていきますので、古い動画を信じると痛い目に遭う場合があると思います。そこはワイン受験.comで最新の傾向と対策を仕入れてトレーニングすれば大丈夫です!
時間と能力がないので、基本6品種を徹底的に対策する、ワインバーも活用
時間と能力がないので、基本6品種を徹底的に対策する時間と能力がない中で、どうやって合格点まで持っていくかを考えると、基本6品種を徹底的にトレーニングすることに尽きると考えました。
なぜならば、基本品種はある程度の受験生が正解のコメント、品種、生産国を当てる中で、自分だけ落としてしまうと全く勝負にならないことと、他の難しい品種は他の受験生もほとんどわからないので気にする必要はないと考えたからです。
基本以外で抑えたい品種は、ゲヴェルツトラミネール、トロンテス、甲州だと思います。一度飲んでおくと独特の香り、味わいですぐにわかるようになります。
自宅でのトレーニングは基本6品種に絞り、週1回、職場の近くの「ノムノ赤坂」の二次試験対策コースを利用しました。「ノムノ赤坂」は、店長さんや店員さんがとても気さくで、ソムリエ資格を持った方が多くいますので、受験生の気持ちがわかり、この香りがわからないなどの質問をすると親身になって教えていただきました。本当に感謝しています!
その他飲料の対策も忘れずに!
その他飲料は、約50種類くらいからワインエキスパート試験では1問出題されます。これは、コメントは必要なく、知っていれば確実に点が取れる項目です。非常に特徴的な飲料が多いため、一度飲んだらわかるものが多いです。
私は、ヴィノテラスのその他飲料小瓶セットを購入し、本番前までに、色と香りである程度絞り込めるようになるまでトレーニングしました。試験本番3日前に口に含んで、吐きながら暗記を繰り返す荒技トレーニングを行いましたが、アルコール度数が高い飲料が多いため、口が焼けるような感じになりますのでかなり注意が必要です(笑)
二次試験本番は、時間と酔いとの戦い
合格体験記で皆様が指摘されている通り、二次試験は時間との戦いです。本当に時間がありませんし、酔っ払いながら受ける試験は初めてでしたので、マークシートのズレや漏れがないか細心の注意を払いながらコメントを埋めていきました。しかし、最後にマークシートに漏れがないか見返していた時に、二箇所空欄があることに気づき、焦りました(笑)
出題は、白は2種類とも基本品種、赤は難易度高め、その他飲料はわかりやすい出題でした。私は、白1種類の品種とその他飲料が正解でした。外した白品種もコメントの方向性は合っていたと思います。赤は基本品種しかやっていない私には、本当に難しく、これはコメント勝負だなと思い、確実に点が取れるであろうコメントを慎重に選択していきました。
グラスで、チューリップ型、バルーン型の選択肢が初めて出題され面くらいましたが、2つ選択できましたので、わからないものは選ばずに、白なら小ぶり、中庸、赤なら中庸、大ぶりを選択し、1点を確実に取ることにしました。
こうして、二次試験を終えましたが、正直落ちたかなーと思いました。唯一の望みは、赤が難しかったので、正答率はそんなに高くなく、コメント勝負だろうと言うところでした。コメントは、確実に点が取れるであろうものを選んだつもりですので、あとはそこを信じて結果発表まで待つことにしました。
結果発表当日は、怖くて合格発表の1時間くらい後にネットで受験番号を探しました。結果は合格!やはり、基本を抑えることと、ワイン受験.comとノムノ赤坂でのトレーニングを信じて良かったと思いました。
最後に
試験を終えての率直な感想は、本当に難しい試験だったと思います。その試験に的確に対応するには努力の方向性を間違わず効率的に勉強することが一番重要であり、ワイン受験.comをフル活用することが最適解だと思います。ワイン受験.comのおかげで無事に一発合格し、新たなワインの扉を開くことができたことに深く感謝いたします!