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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス テンテケテンテンさん

第3章: 胃痛。。。「最悪」のコンディションで迎えた二次試験

二次試験を前日に控えた日曜日。最後のテイスティング講座で、授業後半から胃のあたりがキリキリと痛み出し、頭痛まで出てきたので、プレッシャーだなぁと、平静を装ってクラス生とエールを交わし帰宅、ちょっと横になれば痛みも治まるだろうと思いきや酷くなるばかり、起き上がることもままならず、やむなく鎮痛剤を飲み、大きな不安を抱えながらそのまま眠りにつきました。

翌日、なんとか起き上がれるレベルに回復、空腹は避けるべくゼリータイプの飲料を摂取して会場に向かい、ほぼ何も考える余裕もなく本番に突入しました。

1番の白のコメントを終えたあたりから、徐々に胃と頭の痛みが再発、薄れそうな意識の中、普段以上に「最初の印象」を頼りに、何とかワインの方向性は見誤らないように、品種特性に寄ったコメントは極力避けながら、一通りコメントをチェックし、その他のお酒の解答を終えた時点で20分以上時間が余っていました。

いつもの自分ではあり得ない事態でしたが、マークシートに転記する時点で、コメント数のミスなどにも気づくことができ、最悪のコンディションながら「やりきった」と、自分に言い聞かせて会場を後にしました。

その後も胃痛と頭痛は治まらず、翌日ついに発熱して病院へ行き「典型的な神経性胃炎です」と診断され、完治は結果発表まで持ち越しとなるのですが…。そんな絶体絶命のコンディションでも何とか合格できたのは、背水の陣で積み重ねたトレーニングの成果だったかな、と。

最後まで「ダメ尽くし」の私でしたが、2021年に山崎先生に不合格を報告した際、「せひ来年受け直してください。きっと合格できると思います。」とメッセージをいただき、背中を押され、落ち込んだときは思い出し、2年越しになりましたが実現することができました。

冒頭に「ご参考になれば…」と書きつつ、ご参考にならないことばかりと思いますが、受験を考えている方が、特に二次試験対策で足を踏み外さないための「NG集」として、そして何より、受験を諦めかけている方が「こんな人もいるんだ」と励みにしていただく「カタルシス」として、ご笑覧いただければ大変うれしいです。

以上